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1月31日〜2月6日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週も「現実性」「今までのルール」を重んじる山羊座エリアと「改革」「社会を再構築する」水瓶座エリアに7つ天体の運行が集中しています。

2月1日には水瓶座エリアで新月もあります。新月は物事の切り替えや、新しいことをスタートするのにふさわしいタイミングです。

新月などの天球のイベントは、それがそれぞれの星座から見てどんな意味を持つ場所(ハウスと呼びます)で起きるかによって、各星座での影響も変わります。

頭で考えることは大事ですが、それ以上に時代の潮流を敏感に察知し、肉体性や現実に起きていることをしっかりとベースにして今の対処と未来をイメージしていく週です。

占星術では、情報を読みとる対象として、天体の他にも「ドラゴンヘッド(昇交点)」という要素があります。月の軌道である白道と太陽の軌道である黄道が交差する点であり、黄道に対して月が昇っていくポイントを「ドラゴンヘッド」と呼びます。

ドラゴンヘッドは社会の動向と個人の欲求の合致点として読んでいきます。社会と自分の願いが合致するので「大願成就ポイント」と言っていいのかもしれません。

また、ドラゴンヘッドの対向ポイントは「ドラゴンテイル(降交点)」と呼ばれます。

2022年1月、ドラゴンヘッドは双子座エリアから牡牛座エリアに移動をしました。そのため、社会的に求められるものの傾向が変化します。

双子座が司るのは情報や知性、コミュニケーションなど。牡牛座は肉体的、五感的な分野を司ります。

この移動によって、情報を重視し、データによって動く世の中から、より物質的で五感的に豊かなものを求める世の中へと進展しそうです。物欲や所有欲が強まったり、農業分野に注目が集まったり、肉体性を重視した豊かさの追求などがテーマになりそう。

この影響は2023年7月まで続きます。

蠍座の星模様

欲望と責務

先週に引き続き、土台をがっちり固めていくパワーが漲る週。物事に集中して確実にこなしていくことで大きな成果が得られそうです。

1日の新月は、自分の居場所や根源的な繋がりに対して思いをはせるタイミング。

今いる場所で自分の思想ややり方がどれぐらい有効なのかをしっかりと見極めて、ひとつのやり方に固執せずに、一番良いバランスを探っていくことが大切になります。

所属や家族、地域に関する願いをアファメーション(天への宣誓)するのはおすすめです。

3日に、蠍座と同じ水のエレメントである魚座のエリアで、成長・拡大を司る木星と、本音や感情を司る月が重なります。

この日は喜びに対して感受性が高まり、一目惚れのような出来事が起きやすいタイミングとなります。

ドラゴンヘッドが牡牛座に入ったことで、蠍座の人には大きな影響があります。ドラゴンヘッドの対となるポイント・ドラゴンテイルが、牡牛座の対向にある蠍座に移動したからです。

ドラゴンヘッドは「社会的拡張」や「個人の欲求の拡大」を表しますが、ドラゴンテイルは「社会的責務」や「個人のやるべきことがら」を表します。

今までよりももっと深く、社会と責任を持って関わることが求められるような、修業的なニュアンスがドラゴンテイルには含まれます。

欲望を持つことは、同じ分量の責務を社会的に果たしていくこととセットになりそうです。

俳優の笠松将

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