今週の空模様
山羊座エリアを抜ける手前で太陽は冥王星と重なり、さらに18日に月と180度の位置につき、満月となります。月は山羊座の対向の蟹座にあり、この満月は「蟹座満月」です。
この満月は、2021年7月の蟹座新月からの流れを汲み、変わらざるを得ない状況の中で「本当の幸い」を見つけていくことで他者にも自己にも喜びをもたらすことがテーマでした。
昨年、つらい出来事に遭遇したり経験をしたからこそ、自分の本質や願いに気がつき、自分の物語のシナリオに必要なものと邪魔なものが判別できるようになったのかもしれません。
今まで所属していた場所や環境、価値観に対して違和感を強く覚えるようであれば、その場所から離れることも検討してよいでしょう。無理な役割からは離脱していいのです。
1月20日から2月19日まで太陽は水瓶座エリアを運行します。20日に太陽が水瓶座へ移行すると、社会を包む空気が変化していきます。
「今ここ」を見つめた山羊座の後で、それを基盤とし、「未来」を見つめる視点への移動であり、水瓶座は山羊座で構築したルールやシステムについて再考し、刷新と改革を進めていく力を司っています。
縦方向に構造をつくっていく山羊座に対して、横方向に構造をつくっていく水瓶座のエッセンスは、博愛や多様性を含み、現在と未来に向けた道筋の中では邪魔になる古いルールや価値観に対し、強く反発し変えていこうとする力になります。
「アナキズム」は水瓶座の特徴でもあります。常に現状を問い直す姿勢であり、社会や構造に容易にのみ込まれない力です。
そして、分け隔てなく繋がることや伝えたい言葉を明確にし、重要なテーマにフォーカスしていく能力も水瓶座の特徴と言えます。この時期は、これらの能力が水瓶座生まれの人だけでなく、他の太陽星座の人たちにも伝搬するようなイメージがあります。
14日に水瓶座のエリアで水星が逆行を開始しており、この逆行は2月初旬まで続きます。逆行には「過去の取りこぼしを拾っていく」作用もあり、23日には太陽と水星が同じポイントで重なります。ルールや制度の見直しをすることで、得られるものがありそうです。
2022年は全体が大きく変化する流れがあるのですが、その流れに翻弄されないためにも、この水瓶座エリアを太陽が運行し、水星が水瓶座・山羊座エリアを逆行と順行で行ったり来たりするタイミング(1月~2月)で、しっかり「未来へ進むための過去の振り返り」を行い、羅針盤の指し示す方向をしっかりと見据えるのが重要になっていきます。
乙女座の星模様
世界の反転と遊戯性
18日の満月は「こうあるべき」という義務感を打ち壊してくれそうなパワーがあります。
乙女座の性質の中には、外側からの侵入に対する潔癖な拒絶感=処女性というエッセンスがあります。しかし今週、その許容範囲がぐんと広がる可能性が出てきます。
世界との関わり方のイメージが変わるとき。今まで自分の外側から内側に向かってきていたベクトルが、反転して内側から外側へ、アグレッシブさを持ってエネルギーを発するイメージになります。
この切り替わりによって、自分を楽しませる方法や、自分を素材として誰かを楽しませることに関して、さらにポジティブになれそうです。変われる自分を祝福できるなら、その飛躍する距離もぐんと遠くまでのびるでしょう。
また、恋愛面では、見え方がガラリと変わってしまい、片思いの不毛さに気がつくようなこともあるかもしれません。
太陽が水瓶座エリアを運行すると、仕事をさばくスピードや質が安定する傾向。ただし、知性やコミュニケーション、情報伝達を司る水星が逆行している影響があり、差し戻しや見直しなどが生じるかもしれません。
普段は一人でやっている業務も、水星逆行期間(~2月4日)はほかの人にもチェックを頼むと安心です。新しい手法を試すのも良さそうですが、奇をてらわずに堅実、着実に業務を遂行するのが結果として最善策になりそうです。
パートナーシップを司る場所に、成長・拡大を司る木星が巡ることで、出会いの運気が上がりますが、乙女座の愛する「一般的」や「常識的」、「保守的」な枠組みや、自己を守るための殻を揺さぶられる出来事も起きるかもしれません。
できる限り、揺れを楽しめるように、遊戯性の中にある豊かさを愛しましょう。
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