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1月17日〜1月23日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡牛座(4/20~5/20生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

山羊座エリアを抜ける手前で太陽は冥王星と重なり、さらに18日に月と180度の位置につき、満月となります。月は山羊座の対向の蟹座にあり、この満月は「蟹座満月」です。

この満月は、2021年7月の蟹座新月からの流れを汲み、変わらざるを得ない状況の中で「本当の幸い」を見つけていくことで他者にも自己にも喜びをもたらすことがテーマでした。

昨年、つらい出来事に遭遇したり経験をしたからこそ、自分の本質や願いに気がつき、自分の物語のシナリオに必要なものと邪魔なものが判別できるようになったのかもしれません。

今まで所属していた場所や環境、価値観に対して違和感を強く覚えるようであれば、その場所から離れることも検討してよいでしょう。無理な役割からは離脱していいのです。

1月20日から2月19日まで太陽は水瓶座エリアを運行します。20日に太陽が水瓶座へ移行すると、社会を包む空気が変化していきます。

「今ここ」を見つめた山羊座の後で、それを基盤とし、「未来」を見つめる視点への移動であり、水瓶座は山羊座で構築したルールやシステムについて再考し、刷新と改革を進めていく力を司っています。

縦方向に構造をつくっていく山羊座に対して、横方向に構造をつくっていく水瓶座のエッセンスは、博愛や多様性を含み、現在と未来に向けた道筋の中では邪魔になる古いルールや価値観に対し、強く反発し変えていこうとする力になります。

「アナキズム」は水瓶座の特徴でもあります。常に現状を問い直す姿勢であり、社会や構造に容易にのみ込まれない力です。

そして、分け隔てなく繋がることや伝えたい言葉を明確にし、重要なテーマにフォーカスしていく能力も水瓶座の特徴と言えます。この時期は、これらの能力が水瓶座生まれの人だけでなく、他の太陽星座の人たちにも伝搬するようなイメージがあります。

14日に水瓶座のエリアで水星が逆行を開始しており、この逆行は2月初旬まで続きます。逆行には「過去の取りこぼしを拾っていく」作用もあり、23日には太陽と水星が同じポイントで重なります。ルールや制度の見直しをすることで、得られるものがありそうです。

2022年は全体が大きく変化する流れがあるのですが、その流れに翻弄されないためにも、この水瓶座エリアを太陽が運行し、水星が水瓶座・山羊座エリアを逆行と順行で行ったり来たりするタイミング(1月~2月)で、しっかり「未来へ進むための過去の振り返り」を行い、羅針盤の指し示す方向をしっかりと見据えるのが重要になっていきます。

牡牛座の星模様

脱皮するタイミング

「思い入れ」というものは誰にでもあるものです。しかし、見方を変えれば、その思い入れが自分の変身のブレーキになっていることがあります。

まるで、安全ベルトだと思って身に着けていたものが、実は拘束具であったと気がつくような満月の効果があり、そこから無意識に自分を縛っていたベルトを外すことにより、内側に自由を感じることができるでしょう。

水瓶座のエリアに通信や情報を司る水星がすでに逆行をしている影響により、やり直しを求められたり、丁寧に過去のデータを確認しながら慎重に進めていったりするような状態がしばらく続いているかもしれません。

しかし太陽が20日に水瓶座エリアに入ると、牡牛座にとって高い位置を運行し、約1カ月間仕事の運気を上げていきます。

その状況にしっかりと対応することにより、牡牛座の持つ美点的性質でもある粘り強さや持続力や忍耐強さが評価され、大きな役割を任されるような運気もありそうです。

自分が予想していなかった仕事のオファーが来たときにはできるだけ前向きに検討してみてください。

また、木星の影響により、今までとは違う分野やジャンルの人たちとの交流が持てそうです。感染予防には十分に気をつけつつ、広く楽しく知り合いを増やしていきましょう。


〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉を着て画家・友沢こたおが新しい表現を模索する日々

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