今週の空模様
1月3日に山羊座で新月が起こります。
新月に天にアフォメーション(宣誓)し、蒔いた「種」は、 7月14日の満月で「収穫」されるというサイクルを持っています。
社会全体への新月のテーマは、経済を扱う場面になります。そこでの他者や社会との協力や、ケアによる「生命力の復活」。健全な経済活動のための取り組みとして、個々人の生活がしっかりと潤うように、足りないところにお金を巡らせるようなイメージです。もっと水を花壇に注がなければ、枯れてしまう花があるでしょう。
この新月の「収穫」にあたる 7月14日の満月は、 “スーパームーン”と呼ばれるものです。大きな潮汐力を持った月の作用は、古代より神秘的な力が宿ると意味づけられています。スーパームーンに向けて、叶えたい事柄を明確に言語化し、リセットと再生を天にアファメーションするのも良さそうです。
知性を司る水星は水瓶座を運行し、理知的で論理的なコミュニケーションが広がるでしょう。
この週の天体たちは山羊座エリアに多く滞在し、山羊座の持つ象意である「社会性」「構造的な問題」「支配と被支配」「父権的なもの」「集団や組織」に関する話題が浮上するかもしれません。
この山羊座のエッセンスに、肉体性や五感的豊かさという意味を持つ牡牛座エッセンスと、改革を司る天王星とが調和的に関わることで、社会に必要なのは、構造や制度ではなく、生命や健康(肉体)を基準にした意識改革だ、と多くの人が思う週になりそうです。
牡羊座の星模様
個人主義的な牡羊座と、集団性を重んじる山羊座は「刺激し、ぶつかり合う」関係性と占星術では意味づけられています。
太陽が山羊座を運行しているこの週において、個人vs会社組織(もしくは社会)の摩擦が起きるかも。刺激を受けることにより展開していく事柄や、学びと成長を期待するならば、思い切ってぶつかっていく、ぐらいの気概があった方が良いでしょう。
3日の新月を境目として、世間の空気も自分の中の価値観も(2019年以前と比べ)大きく変わっていることを実感するでしょう。
「どうあるべきか」についての基準が画一的すぎて、不自然ですらあること。それが生きづらさの発端なので、その呪縛を解きつつ、個々の健やかさを保ちながら社会がどう発展するのが良いのかを深く考える光景。
生き物としての人間は、個々に特別性が存在するのが当たり前であり、それを尊重することが大事。社会が育つためには新しいアプローチが必要だと感じる、「スタート地点」のような週になりそうです。
岩手の自然と人の手で紡ぐ腕時計。匠の技を未来に継承する、〈グランドセイコー〉の新しい工房