あの〈タグ・ホイヤー〉が次に組んだ相手とは？
コラボはウォッチだけにとどまらず、シャツやハット、ボールなども。そのカプセルコレクションが〈マルボンゴルフ〉のブティックで販売される。 
ゴルフボールをモチーフとした〈マルボンゴルフ〉のキャラクター「バケット」が、〈タグ・ホイヤー〉のロゴ入りハットとスウェットを着こなす。
「カレラ」や「モナコ」といった、レーシングクロノグラフで知られる〈タグ・ホイヤー〉は2015年、時計ブランドとしてはいち早くスマートウォッチ市場に参入を果たした。この年、インテルとグーグルが開発に協力して生まれた「タグ・ホイヤー コネクテッド」はその後、機能やデザインを進化させながら高級スマートウォッチ市場を切り拓いてきたパイオニアだ。
2020年には、世界39,000以上のゴルフコースを網羅し、起伏まで把握できる3Dレンダリングのコースマップを映し出してくれる「タグ・ホイヤー コネクテッド モジュラー45 ゴルフエディション」が登場。ゴルフに特化した唯一無二のコネクテッドウォッチは、多くのゴルファーに歓迎された。
実は〈タグ・ホイヤー〉は、ゴルフウォッチでもパイオニアだ。2005年、メゾンのアンバサダーだったタイガー・ウッズとのコラボにより、軽量で耐衝撃性に優れた「プロフェッショナル ゴルフ・ウォッチ」をリリースしていたからだ。
そして2024年春、「タグ・ホイヤー コネクテッド」のゴルフ エディションから、新たなコラボウォッチが誕生。パートナーシップを結んだのは、2017年の設立以来、クリエイティブでスタイリッシュなゴルフを提案してきたロサンゼルスのブランド〈マルボンゴルフ〉。日本ではビームスなどが取り扱い、新しい世代のゴルファー間で人気となっている。
コラボウォッチのベースとなったのは、2022年に登場した最新のムーブメントとOS、アプリによって進化した「TAG Heuer Connected Calibre E4」。パットを含むすべてのショットが使用したクラブと関連付けて記録でき、そこからユーザーのパフォーマンスを学習し、次のショットの距離情報やお薦めのクラブを教えてくれるという、まさに腕に着けるキャディーである。
これを〈マルボンゴルフ〉は、ブラックを基調にターコイズブルーとイエロー、グリーンを配してカラフルに仕立てた。派手に陥ることなく、ゴルフ場に映えるスポーティエレガンスなキュレーションだ。
TAG Heuer Connected Calibre E4 × Malbon Golf Edition
腕に着けられるスタイリッシュなキャディー
西海岸のストリートカルチャーをゴルフに落とし込む〈マルボンゴルフ〉の手にかかると、コネクテッドウォッチも、こんなにカラフルでスタイリッシュになる。ケースは耐傷性に優れたDLC加工を施したチタン製。大振りながら極めて軽く、プレイ中に身に着けても邪魔にならない。
ダイヤルは、写真にある「バケット」を中心に据えた2トーンのデジタル表示に加え、「タグ・ホイヤー ホイヤー02」をモチーフとしたクロノグラフが選べる。ゴルフ エディションではあるが、ランニングやウォーキング、ウェルネスのモニタリングもカバー。パッケージにはブラックの替えストラップと特別なボールマーカー、ロゴ入りゴルフボールがセットになっている。
径45mm。チタンケース。286,000円。
ケースバックに心拍計、コンパス、加速度計、ジャイロスコープ、マイクの各センサーを装備。ストラップは付け根のレバーを押せば簡単に着脱できる。 
ストラップのフォールディングバックルも、DLC加工を施したチタン製。イエローのロゴとターコイズブルーのラインの組み合わせは、付属のボールマーカーとおそろい。 
リューズとプッシュボタンは、人間工学に基づきデザインされ、操作がしやすい。プッシュボタンには、それぞれアプリを割り当てられる。
