足先に集まる視線。
だからこそ角質ケアを。
「あの人なんの靴履いているんだろう」と思ったり、「それどこのスニーカーですか?」と聞かれたりしたことはありませんか?
足元は視線が集まりやすい部位。次第に気温が高くなると、素足でサンダルを履くようになりますよね。もし素足をさらすのであればケアは必須。サンダルが白い粉だらけになっていてはみっともないですし、角質だらけの足だと清潔感に欠けてしまいます。
また角質は嫌な臭いの原因にもなるという研究結果も……。特に足裏の皮膚は、ほかの部位より最大で約20倍も角質層が厚いといわれています。しかも皮脂腺がなく、汗をかいても皮脂が出ないので潤いも保てず、新陳代謝も遅いんです。
中でも踵は体重を支えているために角質が厚くなりやすく、ケアを怠るとガサガサ・ゴワゴワに。悪化すると魚の目やタコの原因にもなります。残念ながらお風呂のボディソープだけではどうにもなりません。
今回のテクニックは撮影現場でも実施できるほど簡単なもので、モデルの子たちみんなが感動するぐらいの効果がありますし、家でも手軽にできる角質ケアになります。
やりすぎは逆効果。
キーワードはとにかく保湿。
“角質ケア”とネットで調べるといろいろなツールが出てきます。中でもランキングのトップに入りがちなのが、角質を手動や電動で“削る”道具。ネイルサロンやフットケアサロンなどよく目にするヤスリのようなものです。
あれは、プロが使う道具だと心得てください。というのも、素人が使うとどうしても削りすぎてしまいがちで、逆効果に転じてしまう恐れがあるので注意が必要なんです。角質をいきなり削りすぎてしまうと、自分の肌を守ろうと体が反応します。結果、余計に角質が分厚くなってしまうんです。
だから、まずやるべきは保湿で、普段からそれさえ怠らなければ角質が自然と柔らかくなり、日常生活を送る中で自然と取れてきます。繰り返しますが、とにかく保湿することを心がけて柔らかくすることが大事なんです。
必要なのは保湿クリームとラップだけ。
用意するのは、保湿クリームとラップだけです。
保湿クリームは、フットクリームのように足に特化したクリームでも、ニベアのようなボディクリームでも、なんならオリーブオイルでも構いません。
それを手のひらにとって、踵から足の裏全体に馴染ませていきます。特に皮膚が硬くなっている箇所にはケチらずにたっぷりつけてください。全体に塗り終わったら、ラップを足に巻いていきます。ラップが密着すると水分の蒸発を防げるので、保湿効果がグッと上がります。
次に、その上から靴下を履く。このままの状態で15分以上放置します。あまりに角質でゴツゴツ、ゴワゴワの人は1時間ほどゆっくりテレビでも見ながら放置してください。保湿され、たっぷりと汗をかいた足をシャワーで洗い流してみると、皮膚がものすごく柔らかくなっていることに気がつくはずです。顔や頭を洗うように毎日できるとベストですが、少なくとも2日か3日に1回は続けましょう。
プロのように削り取ることよりも時間がかかるプロセスですが、きちんと定期的にケアすることで、本当に赤ちゃんのほっぺたのように柔らかく健康的な足になります。サンダルを履くのが楽しみになりますよ。
さらに角質除去をスピードアップしたい方に簡単な裏技を教えます。
足を洗い流す時に、ボディソープに塩をひとつまみ混ぜてスクラブ状にし、優しくこすりながら洗い流していきます。ボディスクラブであれば、ヤスリのように取れすぎることもないですし、適度に取れてくるので安心してできます。ちなみにこのスクラブは角質がたまりやすいお尻や膝や肘などにも使えるので、ついでに試してみてください。