道具の質感の良さは、時間の質感にも影響する
僕が以前いた日本デザインセンターの後輩・樋口賢太郎くんが作ったものです。
現在のライフスタイルにアップデートされた卓上火鉢で、これを使っていると、より上質な食材をのせて、丁寧に焼きたくなる。気分はまさに“大人のバーベキュー”です。
これは、ただの調理器具ではなくてもはや家具。テーブルにセッティングされて初めて出来上がる居心地のいい空間や、心地いい時間。そういった楽しみを感じることができるのです。シンプルな構造だからバラして洗えるし、それを丁寧に箱にしまうまでが一連の儀式のよう。静岡の拠点に置いていて、行った時にこれを使うのが楽しみなのだけど、別の拠点用にも近々買い足すつもりです。