幼い頃から何度も読み返した、思想の原点
『風の谷のナウシカ』は実家の床の本の山に埋もれていた単行本を読んでいた記憶があります。家のゴミ箱にもナウシカのポスターが貼られていて子供ながらに強く印象に残っていました。その後実家を離れて、全巻まとめ買いしました。
大人になって改めて読んでみて、自分が放射能や戦争のことをずっと考え続けていて、小説や作品にしていることもありますが、宮崎駿がなぜ「風」や「森」を描くのか、腐海という設定なのか、腑に落ちる瞬間があります。早い時期からそのことを作品で訴え続けている宮崎駿を尊敬するし、彼の思いを目に留まるところに置いて心に留め、それを見る子供や友達にも事あるごとに薦めていきたいから紙版を。これは家宝ですね。
