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日本上陸を果たした「アベンジャーズ展」に潜入して分かった、とことん楽しむために知っておきたいこと

世界を席巻し、ついに日本初上陸を果たした「アベジャーズ展」。2014年7月のニューヨークでの開催を皮切りに、これまでパリやロンドン、ラスベガスなど計24都市(12カ国・地域)で巡回。25都市目となる東京会場の体験レポートを早速シェア!

text: Kana Umehara

アベンジャーズ展のエントランス
興奮が募るエントランス。© 2022 MARVEL;Cityneon

アベンジャーズの一員を目指して、ミッションをクリアせよ!

現在、東京・森アーツセンターギャラリーにて開催中の本展をより楽しむために知っておきたいことを事前にチェックしよう。より展示を深く楽しむことができるはずだ。

まず、今回の展示は「アベンジャーズのトレーニング施設に参加し、S.T.A.T.I.O.N.エージェントになるためのプロセスを楽しむストーリー性を持った展覧会」であるということを頭に入れておいて。最初にブリーフィングルームに入ると、モニターからニック・フューリーの右腕であるエージェント、マリア・ヒルから「ミッション」を告げられる。

「スーパーヒーローに関する最高機密情報や最先端科学に触れ、高度科学トレーニングを受けることで世界を救う一員になれる」と。ここでMCUの世界に私たちは足をグッと一歩、踏み入れたことをまず理解しないといけない。

私たちが「訓練」として体験できることの一例

・アベンジャーズ各メンバーの誕生した背景や能力を明らかにする。
・映画に登場したセット、プロップ、コスチュームに触れる。
・キャプテン・アメリカの人事ファイルを見て、スティーブ・ロジャースを最初のアベンジャーに導いた最先端科学を探る。
・アイアンマンのエンジニアリング・ベイを訪れ、アイアンマンのアーマーを至近距離で見る。
・初めてハルクに変身したブルース・バナーの研究所を探検する。
・マイティ・ソーの天文台の中に入り、ソーのハンマーを持ち上げる資格があるかを試す。

すべて撮影OKの楽しい展示

MCUファンなら誰しも気になるテーマばかりのはず。というかもうシンプルにキャプテン・アメリカのシールドやハーレーダビッドソンのバイク、マイティ・ソーのジョルニア ハンマー、さらにハルクのとにかくごっつい手に触れられるのも『アベンジャーズ/エンドゲーム』後だと「みんなおつかれさまでした……」という感慨が押し寄せてくる。すべて撮影もOKだから記念撮影をするのも絶対に忘れてはいけない。

ハルクの展示室を出るとトニー・スタークが対ハルクの戦闘用に作ったハルクバスターが登場するのもファンをニヤッとさせてくれるポイントだ。ここでは、ハルクバスターに実際に搭乗して敵と戦う体験型ゲームも用意されているので「体験訓練」として、ぜひ参加してみてほしい。

その他にもアントマンやロキ、ワンダヴィジョン、ファルコンなどフェーズ4へとつながる展示も多数あり、MCUの世界をより深く学ぶことができるはず。個人的にはアントマンの展示に導いてくれるのが、小さな蟻たちの矢印だったのに痺れました。

さらに、スーパーヒーローだけでなく「収容室」というセクションには、サノス、チタウリ、ダークエルフ、ウルトロンなど過去、アベンジャーズたちが対峙した敵役たちも。そのゾーンを抜けると最終ミッションへ。チーム分けされたデバイスを手にアベンジャーズたちとともに戦うことに……。

体験型だからこそ、誰でも楽しめる

いくつか用意された体験型のゲームは世代を超えて楽しめるし、アベンジャーズに詳しくなくても大丈夫。スーパーヒーロー別の展示はそれぞれのキャラクターや歴史、背景の理解をより深めてくれるものになっている。とくに歴代アイアンマンのパワードスーツが並ぶ展示は圧巻だ。トニーがテロリストたちに投獄された際に、最初に作った「マーク1」をじっくり眺めていると過去作を順番に振り返りたくなるはず。

「アベンジャーズ」展を体験し終わったあとには、チームの一員となれた達成感と、シリーズのこれまでとこれからをより深く知りたくなる探究心の塊となっているはず。これまでになかった最強のアベンジャーズ、アッセンブルを見逃さないように!