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〈HOTEL SHE, KYOTO〉代表・龍崎翔子と考える〈オーディオテクニカ〉のあるホテル空間学

京都のカルチャー拠点にもなりつつある、〈HOTEL SHE, KYOTO〉。その人気を支える重要な要素の一つが〈オーディオテクニカ〉のレコードプレーヤー。今回は、代表の龍崎翔子さんに、レコードとホテルが結びつく魅力を語ってもらった。

photo: Kiyoshi Nishioka / text: BRUTUS

レコードが常に身近なホテル

京都駅から少し南に下った東九条、あたりに観光地の少ない閑静な住宅街が広がる場所に〈HOTEL SHE, KYOTO〉がある。20代を中心に、音楽やアート好きな人々が集う京都の拠点として、全国から客足の途絶えない人気ホテルだ。

そして、この場所になくてはならないピースとなっているのがレコード。ラウンジ、全客室にプレーヤーとレコードが置かれ、宿泊客が自由に触れることができる。

レコードは自分の知らない世界と出会う窓
それはホテルも同じ

「レコードって工業製品だけど、懐かしくて温かい。私はインダストリアルセクシーと言っているのですが、それがこのホテルをつくるときに欠かせない一つの要素だったんです」

そう語るのは、〈HOTEL SHE, KYOTO〉の代表を務める龍崎翔子さん。

レコードプレーヤーを最初に導入したのは、2017年オープンの〈HOTEL SHE, OSAKA〉。そのきっかけになったのは、あるふたつの体験のクロスオーバーだったという。

HOTEL SHE, KYOTO代表・龍崎翔子
代表の龍崎翔子さん。〈HOTEL SHE〉を運営する〈水星〉の代表取締役CEOも務める。

「私自身、もともとすごく音楽に詳しいということではなくて、小中とピアノと合唱をやっていたくらい。ただ、大学で大きな出会いがあったんです。その当時付き合っていた人がクリスマスに、レコードプレーヤーをプレゼントしてくれて。それまで自分と接点のなかったプレーヤーが家にあるのが不思議で、一緒にもらったレコードに針を落とす感覚や、デジタルとの音色の違いにも気づいた。

そして、レコードを見る目も変わったんですよね。それまで普通に歩いていた渋谷の宇田川町なんかも、実はレコードショップがこんなにあったんだ、とか。

つまり、そのことがきっかけで自分の行動圏と情報への接し方が変わった。ホテルは自分の知らない世界と出会う窓のような場所だと考えていて、ここでもその感覚を再現したかったんです。偶発性のある出会いを提案できる。そこでプレーヤーが部屋にあるって素敵だなと思ったんです」

その上でさらに決め手となったのが、〈HOTEL SHE, OSAKA〉をオープンする際のこと。

「大阪の弁天町という港町につくったんですが、その地域が昭和を真空パックしたみたいな雰囲気で、その昔懐かしい感じがレコードなら再現できるんじゃないかなと。個人的な体験と、ホテルの土地柄、そのふたつがクロスオーバーしたのが大きな理由ですね」

〈HOTEL SHE, KYOTO〉が
〈オーディオテクニカ〉を選ぶ理由

〈HOTEL SHE, KYOTO〉では、1階の〈オーディオテクニカ〉のプレーヤー「AT-LPW50BT RW」が置かれている。ウッド調のプレーヤーのデザインは、特注で作られたかのように、ラウンジの空間ともマッチしている。

「最初は別のメーカーのプレーヤーだったんですが、ホテルの音楽好きのスタッフが、自らの意思で〈オーディオテクニカ〉さんに問い合わせたみたいで(笑)。それが最初の出会いですね」

意外なスタートで始まった関係だが、その後イベントでのコラボレーションなども行い、現在は、部屋のプレーヤーにも導入が始まっている。

「とくに『AT-LPW50BT RW』は、デザインが、このホテルのインテリアにもよく馴染む。ここは、“非日常”や“オアシス”というのもコンセプトにしていて、インテリアも含め空間全体の統一感も大事にしているんです。

あとは、ホテルならではの理由もあって。お客さんによっては、すごくオーディオに詳しい人もいれば、初めて触れる人もいる。音質もよくて、かつ扱いやすいとなったとき、このモデルがぴったりだったんです。今では、もとからそこにあったみたいにフィットしていて、うちの一部になっていますね」

〈HOTEL SHE, KYOTO〉が選ぶ
〈オーディオテクニカ〉で聴きたいレコード

HOTEL SHE, KYOTO代表・龍崎翔子
フロント横のレコードラックには歌謡曲からファンク、ジャズまでラインナップ。一定期間でセレクトは入れ替わっていく。

フロント横には、オンラインのレコードショップ「pinks vinyl」がセレクトしたレコードラックがあり、借りて部屋で聴くことも可能。今回は代表の龍崎さんと、〈HOTEL SHE, KYOTO〉の音楽好きスタッフ岸えりなさんに、〈オーディオテクニカ〉で聴きたいレコードを4枚選んでもらった。

「〈オーディオテクニカ〉は音楽にこだわっている方にしっかりうけるブランド。だからこそ、ゲストにもこだわりの強い音楽をおすすめするようにしています」

オーディオテクニカ〈ワイヤレスベルトドライブターンテーブルAT-LPW50BT RW〉

HOTEL SHE, KYOTO 〈オーディオテクニカ〉のあるホテル
オーディオテクニカ〈ワイヤレスベルトドライブターンテーブルAT-LPW50BT RW〉

AT-LPW50BT RWは、〈オーディオテクニカ〉のベルトドライブ・ウッドターンテーブルのラインナップに、ワイヤレス接続対応を追加したモデル。

Bluetooth接続可能で、みんなで一緒に音楽を楽しむときはスピーカーから音を流したり、自分の時間に音に浸りたいときにはヘッドホンをつないだり、使いたいシーンに合わせて切り替え可能。

リビングなど生活空間に馴染みやすいローズウッドのキャビネットは、レコード再生にとって最大の敵である不要な振動を抑える効果を発揮します。