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ギャラリー〈SOM GALLERY〉が推薦!今買うならば、このアート。尾花友久の《積》

都内のアートギャラリーとショップに聞いてみました。「今買うならば、どんなアートがいいですか?」絵画、立体、写真。どれも部屋に飾れる小さなアート。ブレイク前夜の、未来のスターアーティストもこの中に!

text: Nozomi Hasegawa

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陶器のように触って味わう小さなアート

尾花友久の《積》

実用的な陶器か、はたまた崇高なオブジェと捉えるか。陶芸の世界では器やグラスなどの実用的な作品が作られることが多いですが、尾花友久は「伝統工芸の技術はそのままに、それをどう更新していくのか」を考え、既成概念にとらわれないアートを常に模索しています。

彼の作品には、カルチャーやメディアが多様化する現代にも通じる、ジャンル横断的な魅力があると思います。新たに発表する《積》は、見た目の通り釉薬をまとった陶板を何枚も積み重ねて作られたもの。陶器を愛(め)でるがごとく触れるアートなので、より身近に感じられるはずです。

(SOM GALLERY/福山雅也)

アーティスト・尾花友久の作品
79,200円
2024年/セラミック/25×8×8cm
©尾花友久《積》2024年 Photo by Ryu Amon, courtesy of SOM GALLERY

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