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春夏のスタンダードを更新する。〜ポロシャツ編〜

アップデートしたい定番として、ポロシャツをピックアップ。素材やデザインの更新はもちろん、作り手の背景やストーリーを感じる新作を手に入れたい。

photo: Yoshio Kato / styling: Satoshi Kamei / edit: Naoko Sasaki

ポロ競技の丸首ユニフォームに襟を付けてテニス用に改良したのがポロシャツの始まり。小さい襟と前立てにボタン付きのプルオーバーという型を世に広めたのは1933年に〈ラコステ〉を創業した名テニスプレーヤーのルネ・ラコステ。コットン鹿(か)の子の定番から、リネンやベロア、カシミヤまで、一味違ったポロを厳選!

上質素材のスキッパーは大人の贅沢

〈ジョンストンズ オブ エルガン〉ポロシャツ
最高級のカシミヤで知られるスコットランドの老舗の手にかかれば、ポロもより上品な仕上がりに。長袖はカシミヤ×シルクの春夏に適したさらりとした肌触り。半袖はスーパーファインカシミヤ100%。軽く柔らかで贅沢な着心地が楽しめる。
長袖126,500円、半袖121,000円(ジョンストンズ オブ エルガン TEL: 03-6427-9452)

ヴィンテージから着想したリネンポロ

〈ウティ〉ポロシャツ
広い襟開き、長めの袖などフランス古着のポロシャツをベースにしつつ、バスク地方の工場で糸の染色から編み立て、縫製まですべての工程を一貫して作ったスペシャルな一着。ヴィンテージのスポーツ用肌着を模したリネン100%の鹿の子地はドライで肌離れのよい質感が特徴。
30,800円(ウティ/にしのや TEL: 03-6434-0983)

フランスのテニスの聖地をオマージュ

〈ラコステ〉ポロシャツ
1927年のデビスカップでルネ・ラコステ含むフランスチームがアメリカを破ったことで建設された聖地・ローランギャロス。ポロシャツの祖は今季、そのクレーコートの色を用いて新鮮な一着に。同系色のロゴ、一点ずつウォッシュド加工したアソート感がポイント。
18,700円(ラコステ/ラコステお客様センター TEL: 0120-37-0202)

ベロアの長袖がレイドバックなムード

〈ニードルズ〉ポロシャツ
西海岸をテーマにした〈ニードルズ〉の今季。カラフルでいなたい色合いと大きなシャツカラーでポロシャツの概念をゆるく更新。素材は柔らかく肌馴染みのいいポリエステル100%のベロア。フレアパンツと合わせて70sスポーツの着こなしを楽しむのもいい。
各19,800円(ニードルズ/ネペンテス TEL: 03-3400-7227)