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京都の人気料理店〈モトイギョーザ〉〈つろく〉。名店のセカンドならではの味や食材を気軽に堪能

BRUTUS編集部が徹底取材を行い、見つけた、京都のグルメスポットを紹介。

Photo: Yoshiko Watanabe / Text: Mako Yamato

モトイギョーザ(四条河原町)

モダンフレンチの星付きシェフが娘さんに作った餃子の専門店。

大正時代の邸宅を改装した、京都ならではのグランメゾン〈MOTOÏ〉。シェフの前田元さんは中華の料理人として研鑽を積んだのち、フレンチの世界へ。中華の技法も取り入れたフランス料理で、開店2年目より連続でミシュランの1ツ星を獲得している。

〆のポトフ(〜チーズリゾット)¥1,350
〆のポトフ(〜チーズリゾット)¥1,350。〈MOTOÏ〉で取った七面鳥のスープがベース。

その〈MOTOÏ〉でコロナ禍に販売されたのが、前田シェフが娘さんのために作ったというパパ餃子だ。豚肉にエビやパクチーを加えたニンニク不使用の餡を、もっちりした皮で包んだ優しい味の餃子。たちまち評判となり、2020年11月にはついに、変わり種のセカンドライン〈モトイギョーザ〉が誕生した次第。

〈モトイギョーザ〉店内
モトイギョーザのプレミアムパパ餃子
プレミアムパパ餃子(8個)800円のほか餃子は全4種。オリーブオイル+塩などそれぞれオススメのつけダレで。

つろく(御所南)

本店は店主の世界観にどっぷり。隣は肩肘張らない自由さが魅力。

路地奥にひっそりと暖簾を掲げる〈游美〉は、知る人ぞ知る日本料理の名店。隣に立つ〈つろく〉は、真摯な姿勢を共有しながらも、肩肘張らずに料理が楽しめる小料理店だ。要となるだしは同じものを使用。〈游美〉のスペシャリテである真丈も、〈つろく〉では椀物で味わうほかに揚げて餡かけにすることも可能になる。

ぐじ松笠焼¥1,760
〈游美〉でも登場する、ぐじ松笠焼¥1,760。鱗は立たせてパリッと焼き上げ、冬に手搾りした京都産ユズのポン酢で味わう。

〈つろく〉のカウンターに立つのは今はなき〈京味〉で修業を重ねた上田健登さん。熊を餅と合わせ白味噌の椀にするなど、基本と自由さの加減がちょうどいい。聞き慣れない店名が、古い京言葉で調和を意味すると知って、納得の一軒となる。

〈つろく〉店内
つろくの土鍋ご飯
土鍋ご飯は折々の食材を使った2種類ほどが揃う。写真は春の熊との炊き込みご飯3,300円。2膳目は焼きおにぎりに仕立ててもらうことも。