街の隅々まで満喫せよ!30分残った時の大阪での過ごし方

大阪人はケチだ、せっかちだなんて揶揄されがちだけど、ぼやぼやしていては時間がもったいない!という気持ちが強いのは確か。当然空き時間なんて概念は薄い。かといって、つまらないことに時間を費やすのも我慢できない(すべて在阪編集者調べ)。自ずと、ターミナル駅にある「ちょっと一杯」な店でも、オフィス街の喫茶店でも、立地に甘んじることなく、おもろく過ごしてもらいましょう、とクセは強めになる。これだけサービス精神が浸透した町だからこそ、「時間つぶし」なんて言葉じゃ惜しいくらい目いっぱい楽しまな。何分空いてる?30分?よっしゃまかしとき!

photo: Issei Negama, Yuto Yamamoto, Nagisa Nishijima, Roman, Hanako Kimura, Jotaro Sakashita / text: Yuki Nishikawa, Roman, Ai Kiyabu / text&edit: Atsushi Takeuchi

阪急の駅改札から徒歩1分
ディープな古書の世界に出会う

梅田

大阪 阪急古書のまち(梅田)

1975年の誕生以来、多くの読書家に愛されてきた古書店街〈阪急古書のまち〉。専門書を取り扱う個性豊かな8軒が並び、店頭のショーウィンドウには貴重な古書がずらり。入店すると江戸時代の和書、美術図録、演劇、哲学、思想、考古学など、知的好奇心をくすぐるあらゆるジャンルに出会える。現存する大阪最古の古本屋〈杉本梁江堂〉や、〈阪急古書のまち〉の発起人である〈中尾松泉堂書店〉など、脈々と受け継がれる大阪の古本文化に触れてみよう。

大阪の生き字引的なレトロポップ喫茶で
コーヒー一杯

梅田

大阪 マヅラ(梅田)

終戦後の1947年、闇市で15坪ほどの小さな店舗を構えたことから始まり、70年の大阪駅前ビル建設に合わせて、〈マヅラ〉も駅前第1ビルへと移ってきた。当時、月面着陸で街の話題だった宇宙をテーマに造られたという、オープン当時から変わらない内装は必見。メニューには、300円(税込み)のホットコーヒーにハムトーストと、純喫茶らしい品が並ぶ。生けるパワースポットこと、マスター劉盛森さんに会えたらラッキーだ。

気鋭のセレクトショップで
持ち込みのオーダー刺繍を

肥後橋

大阪 VODKA connecting people(肥後橋)

表向きはセレクトショップだが、店の中へと歩を進めると巨大な全自動の刺繍機が姿を現す。聞けば「刺繍屋だった祖父の遺志を継ぐべく大枚をはたいて手に入れた」と、店主の近澤惇さん。持ち込んだ衣料品に施す刺繍は、既存のフォントからのチョイスならワンポイント500円からオーダー可能。およそ10㎝四方のサイズであれば30分でオーダーから刺繍まで終えられる。写真やオリジナルフォント、イラストなどの刺繍は、店主に相談で。