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なんでも放り込める〈ジルサンダー〉のレザートート。ヘアスタイリスト・KENSHINが語るマイバッグ

大人たちが普段から使うバッグは、一体どんなものだろう?仕事道具や必需品など、面と向かっては聞きづらい、ヘアスタイリスト・KENSHINさんに中身の話も併せて語ってもらった。

photo: Anna Miyoshi / text & edit: Ryoko Iino

大学で学ぶ文献や資料も、仕事道具も入るレザートート

これは5年頃に購入した〈ジルサンダー〉のレザーバッグ。嫌みなくサラッと持てる、このシンプルな佇まいに惹かれました。ほぼ車移動なのと、撮影などに参加する際は大荷物なのもあり、普段からなんでも放り込めるデカめのトートタイプを選ぶことがほとんどですね。

ただ、以前は仕事で使うばかりで、プライベートでは断然手ぶら。それがいつでも持ち歩くようになったのは2年前。仕事につながる知識を深めようと、大学に入ったんです。今は主に絵巻などの美術や宗教哲学を勉強していて、単位を落とす夢を見るほどにレポートに追われる日々。常に文献を携帯して隙間時間に読んでいます。

そして、大学の先生に「絵の細部を見るのに役立つから」と勧められて双眼鏡を購入したのですが、野鳥も観賞できる!って気がつきまして。最近は近所の公園やロケで訪れた先でのバードウォッチングも習慣に。どんどん荷物が増えていますが、このレザーバッグは収まりがいいんですよ。

〈ジルサンダー〉レザーバッグ
「レザートートはほかにもありますが、ブラウンは僕には珍しいかも。修理しながら使っていて、いい味が出てきました」とKENSHINさん。