射手座の羅針盤
自分の可能性を信じる
週前半に太陽は内省の部屋となる蠍座に在住し、22日に自エリア(射手座)に入ってきます。さらに、思考の天体・水星が逆行によって過去の振り返りを促しながら、射手座から蠍座に移り、蠍座では喜びの天体・金星がまたたいています。
今週は、過去としっかり向き合ってからやりたいことを始められるとき。自分がこれまでにしてきたことや考えてきたことを掘り下げると、思わぬ“金塊”が見つかりそうです。日記を読み直してみたり、以前あたためていたアイデアを見返したりして、「これを今試したら面白いかもしれない」とひらめくでしょう。目標を立てるヒントは経験のなかに潜んでいるのです。
本当に実現できるのか、不安がないわけではありません。自身の内面を振り返ることも増え、精神的に乗り越えたいこともまだまだあると感じるでしょう。それでも、臆病にならずに自分の可能性を信じてみることから道が拓けていきます。
意欲の天体・火星も射手座で燃えているため、モチベーションは十分です。太陽と夢を司る海王星、水星と幸運の天体・木星がそれぞれ120度でつながっているのも嬉しいところ。「なんとかなる」と適度に楽観しながら一歩を踏み出せそうです。
全体の空模様
20日に蠍座新月が起こる今週は、全体的に変化の波が訪れる星回り。22日には太陽が開放的なサイン(星座)である射手座に入るので、深い森を抜けるような清々しさが世の中を満たします。
それでも、情報や伝達を司る水星が逆行しながら蠍座に移動するので、まだもう少し木立のなかを進まなければいけません。蠍座は物事の深部を表し、深い関わり合いのなかでの変容を意味します。ここでの水星逆行は、歴史や社会の記憶に意識を向けさせるでしょう。
また、同じ蠍座で起こる新月は、人と人との関わり方のターニングポイントを意味します。他者との関わりを通して新たな自己を発見したり、価値観の変化を経験したりする人も増えるでしょう。中途半端な関係性や、腐れ縁などに区切りがつきます。「自分にとって最善はなにか?」と意識して、自分の軸で考える必要があります。
政治や経済でも大きなうねりが生じるかもしれません。メディアでさまざまな情報が拡散され、なかには世論を扇動するようなものもあるでしょう。海外の出来事が報道され、それに触発される人たちも多くいそうです。ニュースを聞いてどこまで信頼できるか判断するリテラシーが、受け手である大衆側にいっそう求められるでしょう。
ただ、逆行中の水星には改革の天体・天王星が180度でつながります。そのため、イノベーションや斬新な取り組みが世に出てくる可能性も高まっています。

「WEAR ELEGANT PIECES」EMPORIO ARMANI × KIMURA MASAYA(INI)