魚座の羅針盤
古い自分を手放す
週明け、月は魚座から見て深い変容を表す部屋となる天秤座に在住。さまざまな思いを巡らせる1週間となりそうです。ただ、将来を意味する部屋、蠍座にいる太陽に、幸運の天体・木星が120度でつながっています。この配置のもとでは、落ち込むというよりも「こういうことをやっていきたいのだ」と道筋を見出していくイメージが浮かびます。
しかも、蠍座では20日に新月が起こります。この新月は、ゴール地点を示唆するもの。このタイミングで、未来の指針がはっきりと見えてくるでしょう。そしてそれは、もともと自分が持っていた動機とつながっているもののはず。
新しいステップアップを実現するのは、惰性で続けていたことを手放さなければなりません。蠍座に入ってきた逆行中の思考の天体・水星には、改革の天体・天王星が180度でつながり、正面から考え方の更新を迫ってきます。執着や依存に別れを告げれば、それによって生まれた余白を新しく良いもので埋めていけるはずです。
着ていて心が躍らない服や、なんとなく続けているサブスクリプションなど、好きは好きでもあまりにも定番となって「今の自分」を強固にしている物や習慣があれば、思い切って別れを告げてみましょう。すると、仕事でも新規の案件が入ってきたりしそうです。
全体の空模様
20日に蠍座新月が起こる今週は、全体的に変化の波が訪れる星回り。22日には太陽が開放的なサイン（星座）である射手座に入るので、深い森を抜けるような清々しさが世の中を満たします。
それでも、情報や伝達を司る水星が逆行しながら蠍座に移動するので、まだもう少し木立のなかを進まなければいけません。蠍座は物事の深部を表し、深い関わり合いのなかでの変容を意味します。ここでの水星逆行は、歴史や社会の記憶に意識を向けさせるでしょう。
また、同じ蠍座で起こる新月は、人と人との関わり方のターニングポイントを意味します。他者との関わりを通して新たな自己を発見したり、価値観の変化を経験したりする人も増えるでしょう。中途半端な関係性や、腐れ縁などに区切りがつきます。「自分にとって最善はなにか？」と意識して、自分の軸で考える必要があります。
政治や経済でも大きなうねりが生じるかもしれません。メディアでさまざまな情報が拡散され、なかには世論を扇動するようなものもあるでしょう。海外の出来事が報道され、それに触発される人たちも多くいそうです。ニュースを聞いてどこまで信頼できるか判断するリテラシーが、受け手である大衆側にいっそう求められるでしょう。
ただ、逆行中の水星には改革の天体・天王星が180度でつながります。そのため、イノベーションや斬新な取り組みが世に出てくる可能性も高まっています。
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