蠍座の羅針盤
静かに熱く準備する
今週前半は、前半は暗い森の中をおっかなびっくり歩かなければいけませんが、週半ばからは一気に道が開けてくるイメージです。
週初め、月は感性の天体・金星とコンタクトをとっています。感受性が豊かになりすぎ、少しのことでくよくよしてしまうかもしれません。そのいっぽう、自エリア(蠍座)でコミュニケーションの天体・水星と闘争の天体・火星が重なる影響で、強い衝動を覚えることもありそうです。つい人に厳しい言葉を浴びせてしまうかもしれません。不安が根底にあるから、虚勢を張ってしまうのです。
しかし、そんな悩みは21日の新月ですぐに消えていきます。新月が起こるのは、蠍座にとって無意識と内面の部屋である天秤座。見えない部分に光が当たって、心が穏やかに整えられていきます。
週の半ばには、夢を与える海王星が魚座に入ります。熱中する対象が見つかりそうです。昔好きだった漫画や芸能人を思い出して、その「好き」が今を支えるエネルギーになるという感じもするでしょう。
太陽も蠍座へ移ってきたあとは、週前半に厄介だった衝動がポジティブに転じます。情熱に身を預けてみましょう。行動に出るごとに、運も開けていきます。
全体の空模様
今週は、21日に天秤座で新月が起こります。天秤座は風のエレメントに属し、ここでの新月は「風の時代」への完全移行を予感させます。クリエイティブな発想から新しい物を作っていく。そんなテーマが色濃く出てくる1週間となるでしょう。既成概念が崩れていく音が響き始め、メディアの変化やテクノロジーの進歩が世の中を変えていくでしょう。時代を象徴する新たな人物も登場するかもしれません。
2つの皿を比べる道具をモチーフとする天秤座は、人と人とが向き合う姿をも示します。「人に夢を委ねない」という課題を意識してみましょう。対人関係において自分の武器になるものについても、改めて振り返ってみたいときです。
いっぽう、夢見心地な海王星が逆行しながら魚座に戻ります。この逆行は、海王星がもともと持つ「境界を曖昧にする力」を補強します。現実と非現実の境目がぼやけ、憧れへの依存が強まる傾向も出てきそうです。同時に、時代の風に流されて忘れていた夢や希望、愛を思い出すときです。変わっていく時代の中で、忘れてはならない大切な感情がふと蘇ってくるでしょう。
そして23日に太陽は蠍座へ移動。この太陽には、運命を司る冥王星が90度でぶつかっています。日常を表す月も週半ばには蠍座に移るため、日々の生活のなかに変化が訪れそうです。新月で古い価値観が捨てられ、新たな武器を磨く必要が出てくるのです。蠍座は深く一つのことを突き詰める性質を持つサイン(星座)。そのため、今週は専門性の高い生き方へとシフトチェンジする人が増えるかもしれません。組織から脱却し、個としての自分の才能が認められて最大限力を発揮できる場所を見つける。そんな生き方が広がっていきそうです。

都市生活でいきる服。New Balance NB GREY #3