魚座の羅針盤
続ける縁を決めていく
“恋愛”モードの1週間。新月が、魚座から見てパートナー運を示す部屋となる乙女座で起こるため、特定の人との仲が深まっていきそうです。関係性の変化が訪れる運気なので、別れを選ぶ人もいるかもしれません。
新月には現実主義的な土星が真正面からぶつかってきます。「夢から覚める」タイミング。相手に幻滅することもあれば、熱が冷めてもなお残る信頼や愛情に気づくこともあるでしょう。恋が終わり、愛へと変わるか変わらないか。そんな分かれ目です。
いわゆる恋愛関係にとどまらず、今後も付き合っていきたい人たちは誰なのか線引きをしていきたいとき。週半ばに、太陽が深い関わりを表す部屋となる天秤座へと移ると、縁が続いていきそうな相手、関係を発展させたいと思う相手がはっきりしてきます。
乙女座は契約に関連してもいます。悩んでいたものがあれば、週の初めのうちに実行するとうまくいきそうです。未来への投資と考えて、ジムの登録やセミナーの申し込みも良いでしょう。
日常的に長く付き合うものが決まる週とも考えられるので、家電などの大きな買い物にも向いています。しかしこのとき、自エリア(魚座)にいる土星が厳しく「本当にそれが良いのか」と問い詰めてきます。現実性のないものを欲しがる場合はうまくいかないかもしれません。
全体の空模様
今週をまず特徴づけるのは、乙女座の新月と、それに伴う日蝕です。太陽乙女座期のラストスパートで起こるこの配置からは、細部を完成させようというメッセージが放たれます。些細なところまで気を配る姿勢が信頼を培うのです。
今週の新月と太陽は、冥王星と天王星がともにグランドトライン(大三角形)を描きます。さらに、新月の真正面には土星が控えています。冥王星と天王星、土星は、社会天体と呼ばれ、世の中に大きなインパクトを持ちます。月にこの3天体が関わっているため、今週は「社会の中でどう生きるか」といったテーマが強く感じられそうです。海外のニュースの影響も出てくるでしょう。
そして週の半ばには、太陽が風のエレメントに属す天秤座に入ります。今までのやり方が通用しないと、多くの人が気づくとき。年功序列や組織単位の発想に限界が訪れそうです。風の時代への移行がますます進むなか、社会と個人とのバランスが問い直されるイメージ。明るいムードではありませんが、未来のために必要な儀式のような1週間となります。
良くも悪くも、過去の結果が出てきます。社会の変化に適応しようとしてきた人は心地よい居場所を見つけるでしょう。企業のなかで自分なりにスキルを磨いてきた人も、報われます。反対に、なんとなく会社勤めをしてきた人は岐路に立たされるかもしれません。
岐路に立ったとしても、これから考え方を変えていけば良いのです。今週の新月をきっかけに「こうなりたい」という自分をイメージしましょう。新月は始まりのタイミングです。スキルを磨き、時代の変化の波に乗ることはまだ可能です。
今週はさらに、意欲の天体・火星が蠍座に入ります。蠍座は「深く狭く」の性質を持つサイン(星座)。一つのことをとことん突き詰める人が増えそうです。

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