牡牛座の羅針盤
根底を見つめ直して磨く
牡牛座にとってコミュニティを示す部屋、魚座で起こる満月。これは、古い人間関係を手放すという意味を持っています。たとえば3年以上やり取りのない人を電話帳から消す、なんとなく保管していた名刺を処分する、など。嫌な思い出のある相手からもらった物も整理しましょう。
幸運の天体・木星が学びの部屋である蟹座に在住して3カ月ほど経っています。3カ月前に夢を追い始めた人も多いでしょう。今週は、その道のりを改めて見つめてみたいタイミングです。魚座で逆行する厳格な土星が、「その目標は現実的か」と問いかけてきます。今の時点で芽が出ていなくても良いのですが、方向性が変わっていないか、変える必要があるかどうかを考えてみると良いでしょう。
また、牡牛座から見て自己価値や娯楽を表す部屋である乙女座で、太陽と思考の天体・水星が重なります。そのため今週は、自身の根底にあるものを見つめ直し、ブラッシュアップしていくとき。場合によってはそもそもの考え方も変わるかもしれません。これまではいろいろなインプットを仕事に活かさなければいけないと義務感にも似たものを負っていたけれど、ふと、「ただ楽しもう」と思うようになるかもしれません。心が弾む方向を見つけることが大事になってきます。
全体の空模様
魚座の満月から始まる1週間です。先週は土星の移動という大きなイベントがありました。その結果を消化して“後片付け”をしていく時間となりそうです。浮かんできた課題に実際にどう対応していくかを考えましょう。
12星座の最後であり、無意識や混沌を背負うサイン(星座)、魚座。ここで満ちる月は、夢見心地がピークに達したことを示しています。この後は、夢から覚めて現実を見るしかありません。しかも、満月には地球の影がかかり、月蝕となります。月蝕は、満たされたもの(月)の意味を強調するため。課題を乗り越えようというメッセージが強く感じられるかもしれません。
先週に引き続き、厳格な土星は魚座で逆行中。夢を終わらせながら、現状の見直しを迫ります。感情が昂りやすくなりますが、怒りや不安は心のデトックスでもあるのです。満月から新月に向かうタームは、不要なものを捨てながら舞台裏を歩いていくときです。時代がどんどん変わろうとしていくのが感じられますが、その分、社会が重要視する多様性や自由が、いまだ十分ではないことも露わになってきます。
太陽乙女座期も後半に差し掛かり、収穫を待つ麦の穂がたわわに実っています。けれど、目の前の光景ではなく空ばかりが意識されてしまうかもしれません。ここできちんとこれまでの歩みが形になっていると実感できれば、豊かな秋が訪れるでしょう。

都市生活でいきる服。New Balance NB GREY