蠍座の羅針盤
楽しい方へ振り切る
週の頭、蠍座にとって喜びや楽しみ、恋愛を意味する部屋である魚座で満月が起こります。現状に足りないものがクリアになってきそうです。しかも月蝕なので、満月の意味が強調され、パートナーとの関係性に決定的変化が生まれる可能性があります。
その人といても達成できない何かがあると気付いてしまったり、どうしても乗り越えられない価値観の違いに直面したりするかもしれません。
今週は、徐々に気持ちが落ち込んでいきそうなので、週前半のうちに思い切り好きなことを満喫しましょう。心に不安が入り込むと、そのサービス精神からつい周りの顔色を見て動いてしまうかもしれません。それでも、何も考えずにはしゃいでみることもたまには必要です。真面目にコツコツ働きながら、オフをしっかり楽しみましょう。
太陽とコミュニケーションの水星がコミュニティを示す部屋、乙女座で重なるので、周囲を巻き込む力は高まっています。飲み会を企画すると案外人の集まりが良いかもしれません。たくさんの人と笑い合う時間をつくって、不安を払拭しましょう。来週以降はまた明るい気持ちが戻ってきます。
全体の空模様
魚座の満月から始まる1週間です。先週は土星の移動という大きなイベントがありました。その結果を消化して“後片付け”をしていく時間となりそうです。浮かんできた課題に実際にどう対応していくかを考えましょう。
12星座の最後であり、無意識や混沌を背負うサイン(星座)、魚座。ここで満ちる月は、夢見心地がピークに達したことを示しています。この後は、夢から覚めて現実を見るしかありません。しかも、満月には地球の影がかかり、月蝕となります。月蝕は、満たされたもの(月)の意味を強調するため。課題を乗り越えようというメッセージが強く感じられるかもしれません。
先週に引き続き、厳格な土星は魚座で逆行中。夢を終わらせながら、現状の見直しを迫ります。感情が昂りやすくなりますが、怒りや不安は心のデトックスでもあるのです。満月から新月に向かうタームは、不要なものを捨てながら舞台裏を歩いていくときです。時代がどんどん変わろうとしていくのが感じられますが、その分、社会が重要視する多様性や自由が、いまだ十分ではないことも露わになってきます。
太陽乙女座期も後半に差し掛かり、収穫を待つ麦の穂がたわわに実っています。けれど、目の前の光景ではなく空ばかりが意識されてしまうかもしれません。ここできちんとこれまでの歩みが形になっていると実感できれば、豊かな秋が訪れるでしょう。

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