獅子座の羅針盤
未来のために種を蒔く
魚座は獅子座にとって目上の人からの評価や継承を意味する場所です。そのため、週の頭にここで起こる満月は、これまでの努力が上から評価されることを意味します。それまで陰で踊っていたのに、今週は舞台上でスポットライトを浴び、そのままゴンドラに乗って吊り上げられるようなイメージ。上司や、相手先の上層部などから実力を認められて、大きな案件も舞い込むでしょう。ここで浮かれすぎず、その後の未来への種蒔きも忘れずに。
12星座は牡羊座から順に、人の成長のサイクルと捉えられます。今週の月は獅子座から数えて8番目から11番目の星座を移動します。「他者と私」から「広い社会」へと視点が移っていく期間となります。
そのため今週は、社会性と自己の理想を結ぶというテーマが出てきます。希望や目標を周囲に語ったり、ポートフォリオを更新したり、人を紹介してもらったりなど、将来に繋がりそうなささやかなアクションを今のうちに取っておきましょう。
とくに、真面目な部分をアピールするのが吉。コミュニケーションの天体・水星と太陽が獅子座にとって「自分のペース」を意味する乙女座にいるため、コツコツと動くことが結果に繋がるでしょう。
全体の空模様
魚座の満月から始まる1週間です。先週は土星の移動という大きなイベントがありました。その結果を消化して“後片付け”をしていく時間となりそうです。浮かんできた課題に実際にどう対応していくかを考えましょう。
12星座の最後であり、無意識や混沌を背負うサイン（星座）、魚座。ここで満ちる月は、夢見心地がピークに達したことを示しています。この後は、夢から覚めて現実を見るしかありません。しかも、満月には地球の影がかかり、月蝕となります。月蝕は、満たされたもの（月）の意味を強調するため。課題を乗り越えようというメッセージが強く感じられるかもしれません。
先週に引き続き、厳格な土星は魚座で逆行中。夢を終わらせながら、現状の見直しを迫ります。感情が昂りやすくなりますが、怒りや不安は心のデトックスでもあるのです。満月から新月に向かうタームは、不要なものを捨てながら舞台裏を歩いていくときです。時代がどんどん変わろうとしていくのが感じられますが、その分、社会が重要視する多様性や自由が、いまだ十分ではないことも露わになってきます。
太陽乙女座期も後半に差し掛かり、収穫を待つ麦の穂がたわわに実っています。けれど、目の前の光景ではなく空ばかりが意識されてしまうかもしれません。ここできちんとこれまでの歩みが形になっていると実感できれば、豊かな秋が訪れるでしょう。
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