双子座の羅針盤
ステップアップの土台をつくる
週の初めに満月が起こる魚座は、双子座にとってはキャリアを意味する部屋。今週は、仕事面で次のステージに行くための目標を抱くようになるでしょう。今の自分に不足しているものを冷静に見つめ、ステップアップの基礎づくりに注力しましょう。
自分の現状や能力をシビアに判断できるときでもあり、周囲からも現実的なジャッジを下されます。目指すポジションに対して実力が伴っていないのならば、目標を変えてよりスキルを活かせる場所へ目を向けましょう。今難しいのならば、半年後の魚座新月のときにどうなっていればいいのかという発想も浮かんでくる週です。
週後半、自エリア(双子座)で下弦の月が起こりますが、これは「自我を手放そう」というメッセージを送ってきます。目標に固執しすぎないこと。むしろ、自分の思い入れが道を塞いでしまっていないか、振り返ってみましょう。
居場所を示す部屋である乙女座には太陽が在住するので、余計、今の職場や立ち位置が重く感じられてきます。なんとかこの部署で結果を出せないかと思い詰めてしまうかもしれません。
しかし、週末には月が喜びの天体・金星と良い角度で繋がります。好きなことをして楽しもうという気持ちが盛り上がるでしょう。その勢いに乗って、小旅行などもおすすめです。
全体の空模様
魚座の満月から始まる1週間です。先週は土星の移動という大きなイベントがありました。その結果を消化して“後片付け”をしていく時間となりそうです。浮かんできた課題に実際にどう対応していくかを考えましょう。
12星座の最後であり、無意識や混沌を背負うサイン(星座)、魚座。ここで満ちる月は、夢見心地がピークに達したことを示しています。この後は、夢から覚めて現実を見るしかありません。しかも、満月には地球の影がかかり、月蝕となります。月蝕は、満たされたもの(月)の意味を強調するため。課題を乗り越えようというメッセージが強く感じられるかもしれません。
先週に引き続き、厳格な土星は魚座で逆行中。夢を終わらせながら、現状の見直しを迫ります。感情が昂りやすくなりますが、怒りや不安は心のデトックスでもあるのです。満月から新月に向かうタームは、不要なものを捨てながら舞台裏を歩いていくときです。時代がどんどん変わろうとしていくのが感じられますが、その分、社会が重要視する多様性や自由が、いまだ十分ではないことも露わになってきます。
太陽乙女座期も後半に差し掛かり、収穫を待つ麦の穂がたわわに実っています。けれど、目の前の光景ではなく空ばかりが意識されてしまうかもしれません。ここできちんとこれまでの歩みが形になっていると実感できれば、豊かな秋が訪れるでしょう。

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