蟹座の羅針盤
前向きな気持ちを取り戻す
今週の満月は、蟹座にとっては「志」を意味する魚座で起こります。今後こうしていきたいという道筋が、月の光に照らされて浮かび上がってきそうです。自エリア(蟹座)に拡大の天体・木星が入ってきてからのおよそ3カ月間経ち、いろいろな変動があったなかで「あれはこういうことだったのか」と膝を打つような感覚を持つのが今週です。
周囲に引っ張られて自分の役割が決まってきたことも多かったでしょう。「これ、できるよね」とぽっと任されたり、ヘルプを請われたり。しかしそれによって成長もしてきました。なぜ人から求められるのか、今週、自分なりの答えが出てきます。その上で、進みたい道もわかってきます。それが周りの期待に沿うものではなくとも、自身のなかで納得していれば大丈夫。
満月のタイミングで考えたことは、木星の力で今週以降どんどん発展していきます。家族や同僚のサポートも得られるでしょう。人と協力しながら課題に取り組むと良さそうです。けれど、「どうしてこれをするのか」とじっくり考える時間は取るように。
週後半、内省の部屋となる双子座で今度は下弦の月を迎えます。嫌なことは手放して、前向きな気持ちで進んでいきましょう。自分の内側に浮かんでくる理想を無視せず、正直に従ってみましょう。
全体の空模様
魚座の満月から始まる1週間です。先週は土星の移動という大きなイベントがありました。その結果を消化して“後片付け”をしていく時間となりそうです。浮かんできた課題に実際にどう対応していくかを考えましょう。
12星座の最後であり、無意識や混沌を背負うサイン(星座)、魚座。ここで満ちる月は、夢見心地がピークに達したことを示しています。この後は、夢から覚めて現実を見るしかありません。しかも、満月には地球の影がかかり、月蝕となります。月蝕は、満たされたもの(月)の意味を強調するため。課題を乗り越えようというメッセージが強く感じられるかもしれません。
先週に引き続き、厳格な土星は魚座で逆行中。夢を終わらせながら、現状の見直しを迫ります。感情が昂りやすくなりますが、怒りや不安は心のデトックスでもあるのです。満月から新月に向かうタームは、不要なものを捨てながら舞台裏を歩いていくときです。時代がどんどん変わろうとしていくのが感じられますが、その分、社会が重要視する多様性や自由が、いまだ十分ではないことも露わになってきます。
太陽乙女座期も後半に差し掛かり、収穫を待つ麦の穂がたわわに実っています。けれど、目の前の光景ではなく空ばかりが意識されてしまうかもしれません。ここできちんとこれまでの歩みが形になっていると実感できれば、豊かな秋が訪れるでしょう。

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