射手座の羅針盤
真面目に黙々と働く
過去を振り返る時期ではありますが、月と木星が120度の好角度で繋がっているので、楽しい思い出がふんわりと蘇り心地よい週の始まりです。たまには、過去に浸って童心を思い出し、無邪気に喜びを享受するのも良いでしょう。
ただ、下弦の月に近づくにつれ少し深刻モードに移行。厳格な土星と、無意識を司る逆行中の海王星とが月に重なるためです。「楽しいだけではダメなのでは」と、シビアな現実主義が鎌首をもたげてきます。元来、射手座は遊びながら成長したいサイン(星座)ですが、今週はぐっと“真面目”になります。
一方、射手座から見て哲学の部屋となる獅子座でコミュニケーションの天体・水星が逆行します。この配置によって、自分の意見を通したい気持ちが強まってきます。厳しい真面目モードを前に出し、周りにも自分のポリシーを押し付けようとしてしまうかもしれません。かつ、意欲の天体・火星がキャリアの部屋となる乙女座で燃えているため、仕事のノルマ達成を急に意識しそうです。目標数値を高く設定して、一人で突っ走ってしまう気配も。
自分のやる気がイライラに転じ、それが周囲にも伝わりかねない厄介な週。ここは変に焦らずに、地に足をつけて進むようにしましょう。黙々と数字を積み、近しい営業先に挨拶に回るなど、地道な努力を重ねたいときです。
全体の空模様
今週からおよそ1カ月は「振り返り」ムードが世を覆います。まずは、情報やコミュニケーションの天体・水星の獅子座での逆行。月の次に地球、つまり私たちに近い惑星の動きは、大きなインパクトを持っています。そして牡羊座では、厳格な土星もまだ逆行していますし、今週は下弦の月も起こります。これらの動きどれもが、「いったん立ち止まって後ろを見よう」と呼びかけてくるものです。
勢いで始めたものを見直す必要を感じそうです。衝動的に入会したジムの解約金がすごく高いと気づくなど、後先考えずに手を出したことで問題が浮上するかもしれません。けれど、見方を変えれば、今週の星々はエラーを指摘してくれているのです。牡羊座は猪突猛進の気質を持つエリア。ここでの土星の逆行や下弦の月は、挑戦に夢中で見えていなかったものに目を向けさせてくれます。そこから、純粋に好きなことだけを選択していけるでしょう。
水星逆行のもう一つの影響は、獅子座の性質を受けて自己主張が強くなること。周りの空気を読めずに発言してしまうかもしれません。自分の正しさを相手に押し付けないように気をつけましょう。太陽が蟹座エリアにいるので、近くにいる人たちを大事にすることで運気を味方にできそうです。

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