天秤座の羅針盤
一つのことに集中する
太陽がいる蟹座エリアは、天秤座にとっては社会的立場を意味する部屋。太陽蟹座期がラストスパートをかけているので、仕事や社会活動などでここ1カ月取り組んでいたことが大詰めに入ります。そこに加えて、奉仕の部屋が月を迎えるため、新しい案件を任される可能性も。忙しく、気が抜けない1週間となりそうです。
そんななかでも、これまで手がけてきたことの成果が見えてきます。一人でもがいていただけなのに、人の役に立っていた。とにかく求めに応じていたら、貢献できていた。そんな実感とともに、成長の手応えも得られるでしょう。必死に整えていた資料を、実は部内の人みんなが参考にしてくれていたと知る、といったことかもしれません。
下弦の月は、天秤座から見て仲間やチームワークを表す部屋、牡羊座で起こります。自分の組みたい相手が固まってくる時期へ。良いチーム編成の流れが出てくるので、身を任せましょう。
己の実力を感じ、高みに登ったと思えるタイミング。だからこそ、手を広げすぎないことが肝心です。喜びの天体・金星が探究心を表す部屋にいるため、あれもこれもと引き受けたくなるでしょう。でも、今週は目の前のことをこなしていく方がうまくいきます。
全体の空模様
今週からおよそ1カ月は「振り返り」ムードが世を覆います。まずは、情報やコミュニケーションの天体・水星の獅子座での逆行。月の次に地球、つまり私たちに近い惑星の動きは、大きなインパクトを持っています。そして牡羊座では、厳格な土星もまだ逆行していますし、今週は下弦の月も起こります。これらの動きどれもが、「いったん立ち止まって後ろを見よう」と呼びかけてくるものです。
勢いで始めたものを見直す必要を感じそうです。衝動的に入会したジムの解約金がすごく高いと気づくなど、後先考えずに手を出したことで問題が浮上するかもしれません。けれど、見方を変えれば、今週の星々はエラーを指摘してくれているのです。牡羊座は猪突猛進の気質を持つエリア。ここでの土星の逆行や下弦の月は、挑戦に夢中で見えていなかったものに目を向けさせてくれます。そこから、純粋に好きなことだけを選択していけるでしょう。
水星逆行のもう一つの影響は、獅子座の性質を受けて自己主張が強くなること。周りの空気を読めずに発言してしまうかもしれません。自分の正しさを相手に押し付けないように気をつけましょう。太陽が蟹座エリアにいるので、近くにいる人たちを大事にすることで運気を味方にできそうです。

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