魚座の羅針盤
現実面を考える
魚座の守護星である海王星が逆行する影響が大きく出ます。海王星のいる牡羊座は、魚座にとっては所有や経済を表す部屋。お金回りが慌ただしくなるかもしれません。「なんとかなっているからいいか」と楽観視していたら、首が回らなくなる寸前、ということも。計画性も低くなり、期限のある振込処理などにバタバタとしてしまうでしょう。
価値を司る金星は双子座に移動。このエリアは、魚座にとって居場所を示す部屋です。足元を見直すときが来ています。着実に貯金していくなど、現実的なことを考えなければいけないタイミング。同時に今ある豊かさに目が向いて、あらためて幸福を感じるでしょう。
また、不必要な持ち物にも気づきやすくなってきます。洋服も、クローゼットを少し整理すればたくさんの“無駄”が出てきます。譲れる物は誰かに譲りましょう。コミュニケーションの天体・水星が奉仕の部屋にいるので、財産は自分のためでなく他人のために使いたいときです。
上弦の月が起こるのは、魚座から見て継承の部屋にあたる天秤座。月が満ちていくと同時に、本当に大事な人やものに気づきます。そこで思うのは、「愛って素敵だ」ということ。そして、愛を育む時期へと突入します。
人間関係にも変化が訪れ、持ち物の整理も進み、これまでではなく「今」の自分に合うものがクリアになります。ライフプランを変える人も出てくるでしょう。緩やかな変化の波を感じ、理想の自分への準備を始めているのです。
全体の空模様
牡羊座で海王星の逆行という大きなイベントが起こります。海王星は、夢や理想を追う天体。それがスタートの星座・牡羊座を逆行するということは、新しく抱いた夢を実現する準備の始まりを意味します。
これまで自分はどんなことを望んできたか。アルバムのページをめくるように振り返って、これからはどうしたいのかを固めるとき。しかし、想像力豊かな海王星が逆行するときは、思い込みが強くなりやすいと言われています。現実的な考え方ができるようになるときでもありますが、それがうまくいかないと全く別の方向で思い込みが働き、現実逃避になってしまいます。
おりしも、愛と美の天体・金星が牡牛座を出て双子座に移動。移動前に牡牛座の金星と天王星が抱き合う角度を保ち、価値観のアップデートを促します。今まで磨いた技術を他者と共有するための準備期間です。「自分にしかできないこと」が明確になるでしょう。双子座が象徴する「情報」の重要度がどんどん高まります。新しいトレンドも起こり、情報が活発に行き交うでしょう。怪しいニュースも出てきますが、振り回されずにいることが、今週から12月まで続く海王星逆行期をうまく過ごす鍵となります。
今週はまた、天秤座で上弦の月が起こります。ここにも「過去を振り返る」というテーマが表れています。天秤座は社交の星座なので、これまでに得た縁を見直し、育てていきたいタイミング。メールを読み返したり、名刺アプリの整理をしたりして、これから関係を深めていきたい相手を確認しましょう。
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