水瓶座の羅針盤
“つまみ食い”を楽しむ
週の初めはややスローペース。週半ばからやる気が湧いてきます。月が水瓶座にとって継承の部屋となる乙女座にいる週前半は、好きなことに没頭するのに良いタイミング。喜びの天体・金星と改革を司る天王星が重なると、突然物事の仕組みが腑に落ちるような「アハ体験」が訪れます。その感覚が、これからつくる道に繋がっていくのです。
今週は、こうしたハッとした気づきから興味の幅を広げていけます。これまで楽しんできた趣味の腕を磨いていくこともできるでしょう。週の半ばを超えると、どんどんテンションが上昇。「次はこれを学べばいいんだ」と、ネクストステップがすぐに見えてきます。自分を変えるチャンスでもありますし、自然に変わっていくタイミングでもあります。
月は天秤座に入ったとき、水瓶座にいる冥王星と120度という良い角度で繋がります。ひらめきが降りてきて、試してみたいこと、深めたいことがたくさん思いつくでしょう。今週は、多くのものに、広く浅く触れることを推奨。そうやって“つまみ食い”をしていくことで、本当に好きなものの輪郭がはっきりしてきます。気になったものを調べるうちに自然に知識が身につき、掘り下げる力も身につくでしょう。
全体の空模様
牡羊座で海王星の逆行という大きなイベントが起こります。海王星は、夢や理想を追う天体。それがスタートの星座・牡羊座を逆行するということは、新しく抱いた夢を実現する準備の始まりを意味します。
これまで自分はどんなことを望んできたか。アルバムのページをめくるように振り返って、これからはどうしたいのかを固めるとき。しかし、想像力豊かな海王星が逆行するときは、思い込みが強くなりやすいと言われています。現実的な考え方ができるようになるときでもありますが、それがうまくいかないと全く別の方向で思い込みが働き、現実逃避になってしまいます。
おりしも、愛と美の天体・金星が牡牛座を出て双子座に移動。移動前に牡牛座の金星と天王星が抱き合う角度を保ち、価値観のアップデートを促します。今まで磨いた技術を他者と共有するための準備期間です。「自分にしかできないこと」が明確になるでしょう。双子座が象徴する「情報」の重要度がどんどん高まります。新しいトレンドも起こり、情報が活発に行き交うでしょう。怪しいニュースも出てきますが、振り回されずにいることが、今週から12月まで続く海王星逆行期をうまく過ごす鍵となります。
今週はまた、天秤座で上弦の月が起こります。ここにも「過去を振り返る」というテーマが表れています。天秤座は社交の星座なので、これまでに得た縁を見直し、育てていきたいタイミング。メールを読み返したり、名刺アプリの整理をしたりして、これから関係を深めていきたい相手を確認しましょう。

加速する新生〈ジャガー〉の独創性、アオイヤマダ、河村康輔と共鳴するクリエイティビティ