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6月9日~6月15日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

ちょっといい1週間のために、星の論理を参考にするのも悪くない。占星術師の湊きよひろさんとともに、ブルータスが12星座別週間占いをお届けします。毎週月曜8時更新。今週の乙女座(8/23〜9/22生まれ)の星模様は?

fortune telling: Kiyohiro Minato / illustration: Aurélie Garnier / text&edit: Kuroki MOTOKO

6月9日~6月15日の空模様

乙女座の羅針盤

みっともなくても、取り繕わない

月が意思疎通を司る部屋にいるところから、週が始まります。また、乙女座にとって「仲間・横の繋がり」を意味する部屋には幸運の天体・木星が入ります。そこから、「周りの人たちを大切にする」が今週のテーマとなってきます。さらに、射手座満月が居場所を表す部屋で起こると、誰と仲良くすればいいか、人間関係が見えてくるでしょう。

自分勝手に振る舞ったり、そうでなくても一人でいたりすると、縁が切れてしまいます。細い糸でも、丁寧に捉えて、紡いでいくこと。できる限り人とのコミュニケーションを増やしていきたいです。

拡大の天体・木星が火星に入ると、「いろんな人と仲良くする」が課題に。けれど、コミュニケーションの天体・水星と、変革の天体・海王星がスクエアになる影響で、人を妄信しやすくなるとき。交友を広げつつも、相手をきちんと見極めていきましょう。

今週はまた、活動的な火星が無意識の部屋に、変革を促す天王星が「広い世界」の部屋にいて、己に対する怒りが出やすくなります。理想と現実のギャップに落胆して、できていないことに、目が向いてしまうのです。それをなだめるには、風通しの良い場所、見晴らしの良い場所、俯瞰できる場所にいくこと。「自分はちっぽけだな」と思えるようになります。

過去の嘘や誤魔化しも表面化しやすいタイミング。特に、自分を大きく見せようとついた嘘がバレやすい。ただ、みっともない姿が露呈しても、仲間は受け入れてくれます。変に取り繕おうとせず、身を委ねてみましょう。完璧でなくても、あなたの魅力は変わらないのです。

全体の空模様

さぁ今週は、射手座で満月が起こります。自分の理想や目指すものがはっきりしてくるタイミング。心は解放感に溢れ、どこまでもまっすぐ進んでいけそうな気分。動けばその分手応えも感じられるとき。もし「いや、暖簾に腕押しだよ」と感じるのなら、手法や、目標設定そのものを変えたほうがいいということ。いずれにせよ、過去の自分に比べてワンステージ上がる週なのです。

特筆すべき天体イベントとしては、木星の蟹座移動もあります。一つの星座に1年とどまる幸運の星の移動は、大きな節目となります。世の中の雰囲気がガラッと変わりそう。どんどん交流を広げていくよりも、「身内を大事にする」「親しい人たちを大事にする」といったことに主眼が置かれるようになるでしょう。ある意味では「守りに入る」時期。同時に、本当に大切な人が誰か気づくときでもあります。

しかし、木星蟹座には牡羊座にいる土星が90度という厳しい角度で繋がってきます。これは数年に一度しか起こらない配置。蟹座の影響で保守的になったところに、「本当にそれでいいのか?」と牡羊座の土星が問いかけてきます。このままでいたいと思っても、それではうまくいかなくなってくるかもしれません。

ただ、葛藤も全て、良い変化のための布石です。安定を手放さなければいけませんが、それは通過儀礼。乗り越えることで、本当に大事にしたいものが見つかります。

6月2日~6月8日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

村上春樹

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