山羊座の羅針盤
将来のことは、楽しみながら考える
木星双子座のファイナルステージの影響が出てきます。木星がこれまで山羊座から見て「準備期間の部屋」にいたので、いろいろな仕事や計画が停滞していました。それが、ようやく動き出す兆し。高速道路の渋滞が徐々に解消され、前方に車の切れ目が見えてホッとするようなシチュエーションです。解放感に満ち、自由な発想が湧いてきます。
木星が次の1年を過ごす蟹座は、山羊座にとっては「知らない場所」を表すエリア。今週は、扉の隙間から新しい世界を覗くとき。実際に物事が進むのは来週以降のことなのでもどかしいかもしれませんが、まずは黙々と目の前の仕事をこなしましょう。打ち合わせのセット、資料の送付などのこまごましたタスクがまだ控えていますが、それらをしっかり達成していけば、努力にふさわしい結果が出てきます。
課題を表す天体・土星が牡羊座にいる影響も色濃くなってきます。目指す場所が見えてきますが、同時に今の自分に足りないものも浮かび上がってくるでしょう。実力不足を感じて苦しいですが、そんなときは「やることリスト」ではなく「やりたいことリスト」を作ってみること。牡牛座でゆったり過ごす金星は、喜びによってさらに輝きます。楽しいことを想像したほうがより高みを目指せるでしょう。
全体の空模様
今週のポイントは、愛の天体・金星が牡牛座に入ること。金星にとって牡牛座は、「自宅以外ののびのびできる」場所。言うなれば、幼馴染みの家。そのため、金星の状態はとてもよく、愛や美、そしてお金の面で豊かさを感じやすくなる週になります。ものを買うのもいいし、貯蓄計画を進めてみてもいいでしょう。
加えて、月にも注目を。乙女座で上弦の月が見られます。これから満ちていく状態の上弦の月がもたらすのは、完成に向かう力。今やっていることを再確認して、さらに進めていきたいときです。乙女座という星座は計画性や現実味を与えるので、希望プランに経済面・技術面がかちっと噛み合ってきます(やった!)。
さらに、木星が双子座の最終度数、つまり内角30度のエリアのうち27度以降の部分を移動しています。この影響で、これまで広げてきたものをまとめていくフェーズに。色々手を出してきたけどそろそろ方向性を定めようかな、と思うとき。去年の6月からここまででできた縁を振り返り、取捨選択。総決算のときになるかもしれません。
とくに、双子座は対人関係を表すので、「この人たちと一緒にやっていこう」とクルーが固まりそうです。不要な関係は自然に離れるタイミングなので、逆に、つなぎ止めたい相手がいたら自分から連絡すること。営業をかけるなら、今週は挨拶回りにうってつけ。「最近いかがですか?」と気楽にメッセージしてみましょう。

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