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3月17日〜3月23日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21〜6/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

突然ですが、七嶋さんが占うのは今週が最終回。今まで読んでくださりありがとうございました!「ブルータス週間占い」はリニューアル予定。新たな装いで再始動します。

双子座の星模様

血湧き肉躍る

今週20日、太陽が牡羊座エリアを運行し始めます。双子座にとって牡羊座エリアは「友情」や「未来計画」を意味する場所です。そのため、今週からの1カ月は友人知人に連絡をし、積極的に会っていきましょう。

大胆なアイデアがどんどん湧いてきて盛り上がりそうです。ぱっと思いついたことに気軽にチャレンジしていくのにも良いときです。スポーツイベントを観戦したり、自分でプレイしたりするのもおすすめです。

また、牡羊座エリアでは水星(知性・コミュニケーション)と金星(愛と喜び)がともに逆行していることから、懐かしい話に花が咲くこともありそうです。

蟹座エリアを運行する火星(意欲・闘争心)と魚座エリアの土星(節度・社会性)が調和的に繋がります。仕事に対する意欲が燃えてくるタイミングです。多くの人の心をがっちり掴むこともできるでしょう。

ただ、海王星(夢とスピリチュアリティ)の影響で、今まで仕事で積み重ねてきたものを失ってしまうのではと不安になるかもしれません。過去を支えにするよりも、風に乗って高く飛ぶハンググライダーのイメージをもって進みましょう。明るい未来を目指して飛ぶときです。アグレッシブさを大切に。

21日、射手座エリアを進む月(感情・ムード)が双子座エリアの木星(成長・拡大)と対向すると、パートナーや近しい人の明るい励ましで元気になれそうです。肩の力を抜いていきましょう。

今週の全体の空模様

目覚めの予感

「幼子よ
その小さい胸を張って
ぐんと手足をふんばって
生きてゆけ
生きてゆけ
お前をそのように一人ぼっちにした運命を呪い
宿命の翳などに怖(おび)えてはいけない
青空がある
雲がある
海がある」
──田所靖二「幼子に」

今週20日は春分。太陽が牡羊座エリアを運行し始める日です。この10日後の3月30日には、海王星(スピリチュアリティ)が牡羊座に入ります。今週、海王星の移動の影響がすでに感じられるでしょう。

海王星の公転周期は約165年です。ひとつのサインを約13年かけて運行します。魚座エリアの混沌たる原初の海から牡羊座エリアに天体が移ることは、羊水の中でたゆたっていた胎児がこの世に生まれ落ちることに似ています。

「夢だと分かっているけれど、夢から覚めたくない」。「夢だと分かっているから、早く目を覚ましたい」。人それぞれに、もう少しで起きねばならないと予感する、半醒半睡な週になるでしょう。

海王星の“麻酔”がかかっていた期間は約13年。この間に見ていた夢は消えて、新しい光が差し込みます。準備万全ではないとしても、直感に導かれるように、次の旅が始まるのです。

牡羊座エリアには、逆行中の水星(思考・コミュニケーション)と金星(愛と喜び)がいます。そのため、牡羊座のエッセンスである「自分自身」に関心が向きやすくなるでしょう。自分が自分であるためにできることは何だったのかを振り返るときです。

春分は、占星術では「スタートの日」であり、そこからの1年間の運勢を示唆するとも言われています。今回の春分の星の配置を見ると、「自分がどんなフィルターで他者を見ているのかを確認しなければならない」ということが強調されているようです。また、利他的に動けば巡り巡って自分を利すると学ぶことになるでしょう。新しい道に進みたい、新しい人に出会いたい、という気持ちも高まります。

21日は、双子座エリアを運行する木星(成長・拡大)と射手座エリアを運行する月(感情・ムード)が対向し、さながら冒険小説の主人公になったような、ワクワクして飛び出したくなりそうです。

3月10日〜3月16日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

VALENTINO GARAVANI「Take A Break」

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