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3月3日〜3月9日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の獅子座(7/23〜8/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

獅子座の星模様

美しい織物のように

3日、水星(思考・コミュニケーション)が牡羊座エリアに入り、水瓶座エリアの冥王星(極端さ)とコンタクトすると、挑戦したかったことにスムーズに取り組むことができるでしょう。役立つ情報や道具、もしくは先生となる人が、まるで神様がお膳立てしてくれたかのように、目の前に現れるかもしれません。または、パートナーのリクエストに応えようとすることで新たなスキルを身につけられそうです。

今週は魚座エリアを運行する太陽と、双子座エリアの木星(成長・拡大)がぶつかり合います。獅子座の計画している新しい仕事を、上の世代の人たちに理解してもらうのは、今は難しいかもしれません。相手に協力してもらうには、太陽が牡羊座エリアに移動する3月20日以降に話すと良いでしょう。

今週から来週13日にかけて、太陽が土星(節度・社会性)に近づいていくと、何かを「継承」するようなことになりそうです。遺産相続や生前贈与といったことのほかに、縁のある店をオーナーから引き継ぐようなイメージも浮かんできます。

また、牡牛座エリアの天王星(改革)と土星が調和的にコネクトしています。目上の人からの支援を受けて、改革的なプロジェクトを立ち上げられるとき。自分の“やりたいこと”を縦糸に、“他者の願い”を横糸にして大きな布を織りあげていく作業が必要になるでしょう。それは伝統を未来へ繋ぐ仕事でもあるようです。

今週の全体の空模様

魂が死なないように

「見てください
僕は踊っているんです
燃え上がる車椅子の上で
肩を揺らしています
ああ、こんなに激烈に

どんな魔法も
秘密もありません
ただ、何ものも僕を
完全に破壊できなかっただけ」
──ハン・ガン「車椅子のダンス」抜粋『引き出しに夕方をしまっておいた』(きむ ふな/斎藤真理子 訳)

3日の夕方、思考やコミュニケーションを司る水星が牡羊座エリアに移動し、冥王星(極端さ)と手を結びます。水星は直前まで魚座エリアで海王星(スピリチュアリティ)と重なっていたため、今週は、寝ぼけている状態から一気に覚醒していくように始まります。急に何かに挑戦したくなりそうです。理由もなく焦りで心がいっぱいになるかもしれません。

今週は魚座エリアを運行する太陽と、双子座エリアの木星(成長・拡大)が激しくぶつかり合います。しかし、木星は魚座の支配星なので、この衝突は“良い刺激”となります。

自分自身や、自分が関わる相手を成長させるためのものを見つけるために、幅広く情報収集していくことができるときです。しかし、その情報は虚実入り交じったもののようです。確認をしっかりしていきましょう。また、実行を尻込みしていたことがあれば、勇気が出てきそうです。

太陽は魚座エリアを進み、土星(試練・社会性)に近づいていきます。占星術では、ある天体が別の天体に近づいていくことを“アプライ”と呼び、距離が縮まるにつれこのアプライの影響も大きく出ると言われています(太陽が土星とぴったり重なるのは、来週13日です)。

今週から来週にかけて、自分の魂に正直になろうという思いがどんどん強まっていきそうです。己の本質に誠実なもの、自分が芯から納得できるものは何か理解が深まり、魂を裏切らない選択ができるでしょう。このタイミングでは損得勘定も蹴り飛ばせます。むしろ、愛する存在のために喜んで自己犠牲的な決断をするかもしれません。自分にも大切な人にも最善を尽くすと、誓いをたてるような雰囲気が満ちています。

2月24日〜3月2日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

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