双子座の星模様
うおうさおう
18日、太陽は魚座エリアを運行し始めます。お酒に酔ったときのように、脳内の歯車が空転し、考えがまとまらず優柔不断になってしまうかもしれません。
双子座は支配星に水星(知性・思考)を持ち、本来は、物事をつまびらかにしていく分析のエネルギーを持っています。しかし、木星(大らかさ)と海王星(融解性・霊性)を支配星に持つ魚座が、思考も物事も溶かしてしまうのです。
18日から約1カ月、太陽が魚座エリアを運行する期間は、不思議な縁で仕事を任されそうです。双子座にとって、魚座は、どこからともなく現れて、予定外の面倒な仕事や、イレギュラーな案件を置いていくエージェントのような存在です。
自分の得意分野以外でチャレンジすることもありそうです。クライアントと信頼関係を育む大事な時間にもしていきましょう。
さらに今週は、魚座エリアを運行する土星(試練・宿題)と、蟹座エリアでステーション(留)になる火星(欲求・闘争心)が繋がります。仕事で手直しが必要になったり、いちからやり直さなければいけなくなったりしそうです。解けそうになった紐を結び直すようなイメージが浮かんできます。
21日、牡羊座エリアにいる金星(愛と喜び)と射手座エリアを進む月(感情・日常)、双子座エリアの木星(成長・拡大)が仲良く繋がります。パートナーや友人と楽しい時間を過ごせるタイミングです。
今週の全体の空模様
信じる力のもたらすもの
「ヨブは更に言葉をついで主張した。
わたしの権利を取り上げる神にかけて
わたしの魂を苦しめる全能者にかけて
わたしは誓う。
神の息吹がまだわたしの鼻にあり
わたしの息がまだ残っているかぎり
この唇は決して不正を語らず
この舌は決して欺きを言わない、と」
──「ヨブ記」
18日、太陽は魚座エリアを運行し始めます。魚座のエッセンスはスピリチュアリティをもたらし、目に見えるものも、見えないものも肯定します。現実の世界の何にも拘泥せず、ありとあらゆる可能性を許容し、善と悪、男と女、光と闇といった二項対立もないものにしていく力に満ちているのです。
また、魂のレベルから信じる“大いなるもの”に全てを捧げてしまう、強力な信仰心も魚座的なものと言えます。
今週、蟹座エリアの火星(意欲・闘争)は、週明けに順行に戻る直前のステーション(留)となります。火星はその場に立ち止まり、その熱で周囲を焼き焦がしていきます。この火星と魚座エリアの土星(試練)が繋がり、“大いなるもの”を信じる力が暴走しやすいときです。
自分と同じものを信じる人だけが正しく、他の人間は排除しても構わないという流れが暴力につながるかもしれません。大義や信念のためには命も惜しまないという人も現れそうです。
今週18日、月はしっとりとした水のエレメントである蠍座エリアを運行し、水瓶座エリアの冥王星(極端さ)と激しくぶつかります。この日は、白か黒か、0か100か、といった極端な議論に陥りやすいでしょう。
19日、月は蠍座エリアにあり、火星と土星との3天体で調和的に繋がっていきます。精神的なものに対して目が向き、共感能力が高まりそうです。
20日には、月は海王星魚座と仲良く手を繋ぎ、天王星牡牛座とは対向しながら、人々に直感力を与えます。そこからさらに、21日に自由と勇気を持つ火のエレメントの射手座エリアに移ります。
月は太陽魚座と殴り合い、金星牡羊座(真っすぐな愛)と調和的にコネクトし、さらに木星双子座(知的探求心)と向かい合っていきます。同調圧力を避け、自分一人で楽しめることに没頭したくなりそうです。
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あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.3 滝口悠生「日常の中で味わう、小さな幸せ」