蟹座の星模様
ロマンチックに生きねば
18日、太陽は魚座エリアを運行し始めます。蟹座と魚座は同じ水のエレメントに属し、調和的な関係です。魚座のエッセンスは、蟹座に夢見ることや、憧れに向かって臆せず進む力を与えてくれます。
また、魚座の支配星である木星(成長・拡大)は、蟹座のエネルギーと共鳴し、安心感や前向きな気持ちを広げていく性質を持っています。
18日から約1カ月、太陽が魚座エリアを運行する期間は、楽観的な気分で仕事や日々の生活を進めていけるでしょう。もともと蟹座が持っているロマンチスト気質も膨らんでいきます。思い立ったが吉日、と、急に旅に出ることもあるかもしれません。
今週は、魚座エリアを運行する土星(試練・宿題)と、蟹座エリアでステーション(留)になる火星(欲求・闘争心)が繋がります。苦手なことに対し、真摯に努力できるときです。その道の先輩を頼って克服できるかもしれません。
18日、月は蟹座と同じ水のエレメントである蠍座エリアを運行し、水瓶座エリアの冥王星(極端さ)と激しくぶつかります。この影響で、実家や親族からびっくりするような連絡が入るかも。
19日も月は蠍座エリアにあり、火星蟹座と土星魚座との3天体で「聖なる三角形」を描いていきます。創造性が発揮され、大切な人にしっかりと自分の気持ちを届けることができるときです。
今週の全体の空模様
信じる力のもたらすもの
「ヨブは更に言葉をついで主張した。
わたしの権利を取り上げる神にかけて
わたしの魂を苦しめる全能者にかけて
わたしは誓う。
神の息吹がまだわたしの鼻にあり
わたしの息がまだ残っているかぎり
この唇は決して不正を語らず
この舌は決して欺きを言わない、と」
──「ヨブ記」
18日、太陽は魚座エリアを運行し始めます。魚座のエッセンスはスピリチュアリティをもたらし、目に見えるものも、見えないものも肯定します。現実の世界の何にも拘泥せず、ありとあらゆる可能性を許容し、善と悪、男と女、光と闇といった二項対立もないものにしていく力に満ちているのです。
また、魂のレベルから信じる“大いなるもの”に全てを捧げてしまう、強力な信仰心も魚座的なものと言えます。
今週、蟹座エリアの火星(意欲・闘争)は、週明けに順行に戻る直前のステーション(留)となります。火星はその場に立ち止まり、その熱で周囲を焼き焦がしていきます。この火星と魚座エリアの土星(試練)が繋がり、“大いなるもの”を信じる力が暴走しやすいときです。
自分と同じものを信じる人だけが正しく、他の人間は排除しても構わないという流れが暴力につながるかもしれません。大義や信念のためには命も惜しまないという人も現れそうです。
今週18日、月はしっとりとした水のエレメントである蠍座エリアを運行し、水瓶座エリアの冥王星(極端さ)と激しくぶつかります。この日は、白か黒か、0か100か、といった極端な議論に陥りやすいでしょう。
19日、月は蠍座エリアにあり、火星と土星との3天体で調和的に繋がっていきます。精神的なものに対して目が向き、共感能力が高まりそうです。
20日には、月は海王星魚座と仲良く手を繋ぎ、天王星牡牛座とは対向しながら、人々に直感力を与えます。そこからさらに、21日に自由と勇気を持つ火のエレメントの射手座エリアに移ります。
月は太陽魚座と殴り合い、金星牡羊座(真っすぐな愛)と調和的にコネクトし、さらに木星双子座(知的探求心)と向かい合っていきます。同調圧力を避け、自分一人で楽しめることに没頭したくなりそうです。
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妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.3:哲学研究者・永井玲衣