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1月20日〜1月26日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡牛座(4/20~5/20生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

牡牛座の星模様

禍を転じて福と為す

20日、太陽が水瓶座エリアを運行し始め、運命や極端さをもたらす星である冥王星と重なります。そのため今週は強烈な水瓶座エッセンスが押し寄せてきます。

牡牛座にとって、太陽が巡る水瓶座エリアは、自らの社会的な面を際立たせる力を持っています。水瓶座の支配星が土星(秩序・責任)であることから、真剣に仕事に挑まなくてはならないタイミングです。また、キャリアにおける一世一代のチャンスがやってきそうなとき。

また、冥王星には物事を徹底的に破壊する力があるため、ネガティブなことが起きてしまうかも。運命に打ちのめされたとしても、その痛みや傷から、大きな再生のシナリオが展開するはずです。

牡牛座は、金星(愛と喜び)が運ぶスイートさを喜ぶ気質を持っています。それは、快適で楽ちんなことを求める性質とも繋がっています。一方、水瓶座は、支配星の土星(試練・節度)から生真面目さを与えられています。苦しみを乗り越えることで満足感や手応えを得ようとする性質を持っています。

そのため、今週から太陽が水瓶座エリアを運行する1カ月間は、自分を甘やかすとすぐさま注意をされてしまいそうな厳しいムードに包まれます。手抜きをすると見破られ、仕事でも評価を大幅にダウンさせてしまうので注意しましょう。

魚座エリアで重なる土星と金星(愛と喜び)から浮かぶのは、仲間が与えてくれる憩いの場です。適度に息抜きをしながら仕事に励みましょう。

今週の全体の空模様

根底にあるのは人類愛

「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること」
──梨木香歩『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』

「風の時代」というキーワードを耳にしてきた人も多いかと思います。ここ数年間は、占星術上の時代の変遷期です。今週、とくに、時代を動かすトリガーとなる出来事が起きやすくなるでしょう。

風のエレメントは、思考や言葉、知性やコミュニケーションを司ります。そこには常に、他者に対する「問いかけ」の姿勢があります。双子座であれば純粋な好奇心を備えていて、天秤座であれば社交のために相手に投げる質問が上手でしょう。水瓶座は哲学的な関心を持ち、社会構造や、人類普遍の性質を見つけるための問いを持っています。

20日の早朝に、太陽は水瓶座エリアを運行し始め、すぐさま冥王星(運命)と重なり合っていきます。冥王星は、人知の及ばないものや、激しく極端なものや出来事、奇跡的な偶然、展開などをもたらします。

太陽と冥王星が重なることにより、水瓶座のエッセンスである理想主義、人道主義、人類が普遍的に持っているものについて思考する力が強まります。「我々はどこに向かっているのだろう?」という、人類を見下ろす宇宙人のような視点を得て、俯瞰的な知性で物事を分析していく人が増えるかもしれません。

また、水瓶座が持つのは“頑固さのある知性”なので、他者に迎合したり意見を忖度したりはまずしません。感情よりも論理性を重視する傾向もあります。

今週は、批判精神や反骨精神も研ぎ澄まされ、ロジカルに物事(とくに社会のこと)を分析するには良いタイミングとなりそうです。

成長や拡大を司る木星は双子座にあるため、大量の情報が濁流をなし、世に氾濫しています。そんな中で、太陽が水瓶座エリアを運行すると、川底から砂金を救い出すように、物事の本質を掴めるようになるでしょう。

魚座エリアでは土星(節度・社会性)と金星(愛と喜び)が重なります。魚座のエッセンスには、霊的なものや、目に見えないものも信じる性質が含まれています。この組み合わせからは、祈りの鐘の音のようなイメージが浮かんできます。神や精霊といった存在を心から信じたくなるムードが広がるでしょう。人類愛を感じさせる出来事も起きるかもしれません。

1月13日〜1月19日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

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