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1月20日〜1月26日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24〜11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

1月20日〜1月26日の空模様

蠍座の星模様

人生デザイン

20日、太陽が水瓶座エリアを運行し始め、運命や極端さをもたらす星である冥王星と重なります。そのため今週は強烈な水瓶座エッセンスが押し寄せてきます。

蠍座にとって、太陽が巡る水瓶座エリアは、家や家族、仲間を表す場所であり、帰属コミュニティを意味する場です。この場所で太陽に冥王星が重なると、家族や仲間との連帯や絆について考えることが求められるでしょう。

社会で生きる上では、誰もが何かしらの共同体に組み込まれています。そのなかで、家庭での役割や、職場で割り振られている仕事などを背負っています。もし、そうした自己のあり方や環境に不満があれば、今週は解消を求めて動いてみましょう。望む方向性があるならば、そうなるように周囲に働きかけてみることが重要です。

蠍座は、火星(欲求と闘争)、冥王星(極端さ)を支配星に持ち、危機に強い性質を持っています。ピンチが訪れると覚醒し、生きていることを実感します。無意識のうちに、平穏な日々にうんざりしている人も多いサイン(星座)です。

今週から1カ月間続く、太陽水瓶座運行期間は、“スペシャルな人生”をデザインするために、地道な努力を重ねていくことができるでしょう。

魚座エリアで重なる土星と金星(愛と喜び)からは、優しさによって人の心を強く掴むイメージが浮かんできます。真剣交際を始めるのにも良いときです。

今週の全体の空模様

根底にあるのは人類愛

「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること」
──梨木香歩『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』

「風の時代」というキーワードを耳にしてきた人も多いかと思います。ここ数年間は、占星術上の時代の変遷期です。今週、とくに、時代を動かすトリガーとなる出来事が起きやすくなるでしょう。

風のエレメントは、思考や言葉、知性やコミュニケーションを司ります。そこには常に、他者に対する「問いかけ」の姿勢があります。双子座であれば純粋な好奇心を備えていて、天秤座であれば社交のために相手に投げる質問が上手でしょう。水瓶座は哲学的な関心を持ち、社会構造や、人類普遍の性質を見つけるための問いを持っています。

20日の早朝に、太陽は水瓶座エリアを運行し始め、すぐさま冥王星(運命)と重なり合っていきます。冥王星は、人知の及ばないものや、激しく極端なものや出来事、奇跡的な偶然、展開などをもたらします。

太陽と冥王星が重なることにより、水瓶座のエッセンスである理想主義、人道主義、人類が普遍的に持っているものについて思考する力が強まります。「我々はどこに向かっているのだろう?」という、人類を見下ろす宇宙人のような視点を得て、俯瞰的な知性で物事を分析していく人が増えるかもしれません。

また、水瓶座が持つのは“頑固さのある知性”なので、他者に迎合したり意見を忖度したりはまずしません。感情よりも論理性を重視する傾向もあります。

今週は、批判精神や反骨精神も研ぎ澄まされ、ロジカルに物事(とくに社会のこと)を分析するには良いタイミングとなりそうです。

成長や拡大を司る木星は双子座にあるため、大量の情報が濁流をなし、世に氾濫しています。そんな中で、太陽が水瓶座エリアを運行すると、川底から砂金を救い出すように、物事の本質を掴めるようになるでしょう。

魚座エリアでは土星(節度・社会性)と金星(愛と喜び)が重なります。魚座のエッセンスには、霊的なものや、目に見えないものも信じる性質が含まれています。この組み合わせからは、祈りの鐘の音のようなイメージが浮かんできます。神や精霊といった存在を心から信じたくなるムードが広がるでしょう。人類愛を感じさせる出来事も起きるかもしれません。

1月13日〜1月19日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

ビールを注ぐイラストレーターの三宅瑠人さん

あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.2:三宅瑠人「仕事の息抜きに、束の間の乾杯」

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