双子座の星模様
背筋を伸ばして
20日、太陽が水瓶座エリアを運行し始め、運命や極端さをもたらす星である冥王星と重なります。そのため今週は強烈な水瓶座エッセンスが押し寄せてきます。
双子座にとって、太陽が巡る水瓶座エリアは、神の啓示を与え、理想を追求するための力を授けてくれる場所です。水瓶座は双子座と同じ風(大気)のエレメントであり、高い視座へと導いてくれます。集中して思考する力を出す味方にもなってくれるでしょう。背伸びをしてみることで、実力も上がります。
また、冥王星にはドラスティックな改革力があるため、今週は劇的な変化の起点となりそうです。また、国際交流や文化関連の仕事に縁ができそうです。遠方から嬉しい誘いも舞い込んでくるかもしれません。
双子座は、水星(思考)を支配星に持ち、頭の回転が速いサイン(星座)です。なんでもスピーディーにこなす能力がある半面、飽きっぽいところもあります。一方、水瓶座は、土星(蓄積・鍛錬)のエネルギーを受けているので、長い時間をかけて努力を積み上げていく性質を持っています。
そのため、今週から1カ月間続く、太陽水瓶座運行期間は、難題にも粘り強く取り組めそうです。いつも以上に手の込んだアウトプットもできるでしょう。
魚座エリアで重なる土星と金星(愛と喜び)は、仕事の手応えを感じさせてくれます。ここ2~3年の努力が評価されるタイミングです。謙虚さを忘れずに、そのまま積み重ねていきましょう。
今週の全体の空模様
根底にあるのは人類愛
「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること」
──梨木香歩『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』
「風の時代」というキーワードを耳にしてきた人も多いかと思います。ここ数年間は、占星術上の時代の変遷期です。今週、とくに、時代を動かすトリガーとなる出来事が起きやすくなるでしょう。
風のエレメントは、思考や言葉、知性やコミュニケーションを司ります。そこには常に、他者に対する「問いかけ」の姿勢があります。双子座であれば純粋な好奇心を備えていて、天秤座であれば社交のために相手に投げる質問が上手でしょう。水瓶座は哲学的な関心を持ち、社会構造や、人類普遍の性質を見つけるための問いを持っています。
20日の早朝に、太陽は水瓶座エリアを運行し始め、すぐさま冥王星(運命)と重なり合っていきます。冥王星は、人知の及ばないものや、激しく極端なものや出来事、奇跡的な偶然、展開などをもたらします。
太陽と冥王星が重なることにより、水瓶座のエッセンスである理想主義、人道主義、人類が普遍的に持っているものについて思考する力が強まります。「我々はどこに向かっているのだろう?」という、人類を見下ろす宇宙人のような視点を得て、俯瞰的な知性で物事を分析していく人が増えるかもしれません。
また、水瓶座が持つのは“頑固さのある知性”なので、他者に迎合したり意見を忖度したりはまずしません。感情よりも論理性を重視する傾向もあります。
今週は、批判精神や反骨精神も研ぎ澄まされ、ロジカルに物事(とくに社会のこと)を分析するには良いタイミングとなりそうです。
成長や拡大を司る木星は双子座にあるため、大量の情報が濁流をなし、世に氾濫しています。そんな中で、太陽が水瓶座エリアを運行すると、川底から砂金を救い出すように、物事の本質を掴めるようになるでしょう。
魚座エリアでは土星(節度・社会性)と金星(愛と喜び)が重なります。魚座のエッセンスには、霊的なものや、目に見えないものも信じる性質が含まれています。この組み合わせからは、祈りの鐘の音のようなイメージが浮かんできます。神や精霊といった存在を心から信じたくなるムードが広がるでしょう。人類愛を感じさせる出来事も起きるかもしれません。
BJW After Fes!!! ウイスキーとジャズの交差点はまだまだ続く