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1月20日〜1月26日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22〜7/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

1月20日〜1月26日の空模様

蟹座の星模様

ままならなさを乗りこなす

20日、太陽が水瓶座エリアを運行し始め、運命や極端さをもたらす星である冥王星と重なります。そのため今週は強烈な水瓶座エッセンスが押し寄せてきます。

蟹座にとって、太陽が巡る水瓶座エリアは、環境のあらゆる煩わしさを受け入れさせ、自我を変容する力を持っています。“ままならなさ”を生み出す場とも言えるでしょう。しかし、異質な他者と深く関わることで貴重なものが与えられると示唆する場所でもあります。

この場所で太陽に冥王星が重なると、深い絆で繋がった人のことで心が大きく乱れるかも。身近な人に起こったアクシデントの対応に追われるようなイメージが浮かんできます。

蟹座は、月(感情)を支配星に持ち、自身の感情の動きに素直な気質を持っています。一方で水瓶座は土星の“鎮静力”によって、冷静さを大切にする性質があります。同情で判断が揺らぐことはなく、公平性を保とうとする力も備えています。

そのため、今週から1カ月間続く、太陽水瓶座運行期間は、自分の感情にとらわれるよりも、現実に役に立つことを黙々とこなしていけるでしょう。また、利他的な姿勢が物事を上手く動かしていきます。

魚座エリアで重なる土星と金星(愛と喜び)は、まだ見ぬ世界への憧れを誘い、祈りの先にある平和のヴィジョンを天啓のように見せてくれるでしょう。神を信じる敬虔な気持ちとともに、人を愛し、自分も世界も大切にしたいという思いが湧き上がりそうです。

今週の全体の空模様

根底にあるのは人類愛

「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること」
──梨木香歩『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』

「風の時代」というキーワードを耳にしてきた人も多いかと思います。ここ数年間は、占星術上の時代の変遷期です。今週、とくに、時代を動かすトリガーとなる出来事が起きやすくなるでしょう。

風のエレメントは、思考や言葉、知性やコミュニケーションを司ります。そこには常に、他者に対する「問いかけ」の姿勢があります。双子座であれば純粋な好奇心を備えていて、天秤座であれば社交のために相手に投げる質問が上手でしょう。水瓶座は哲学的な関心を持ち、社会構造や、人類普遍の性質を見つけるための問いを持っています。

20日の早朝に、太陽は水瓶座エリアを運行し始め、すぐさま冥王星(運命)と重なり合っていきます。冥王星は、人知の及ばないものや、激しく極端なものや出来事、奇跡的な偶然、展開などをもたらします。

太陽と冥王星が重なることにより、水瓶座のエッセンスである理想主義、人道主義、人類が普遍的に持っているものについて思考する力が強まります。「我々はどこに向かっているのだろう?」という、人類を見下ろす宇宙人のような視点を得て、俯瞰的な知性で物事を分析していく人が増えるかもしれません。

また、水瓶座が持つのは“頑固さのある知性”なので、他者に迎合したり意見を忖度したりはまずしません。感情よりも論理性を重視する傾向もあります。

今週は、批判精神や反骨精神も研ぎ澄まされ、ロジカルに物事(とくに社会のこと)を分析するには良いタイミングとなりそうです。

成長や拡大を司る木星は双子座にあるため、大量の情報が濁流をなし、世に氾濫しています。そんな中で、太陽が水瓶座エリアを運行すると、川底から砂金を救い出すように、物事の本質を掴めるようになるでしょう。

魚座エリアでは土星(節度・社会性)と金星(愛と喜び)が重なります。魚座のエッセンスには、霊的なものや、目に見えないものも信じる性質が含まれています。この組み合わせからは、祈りの鐘の音のようなイメージが浮かんできます。神や精霊といった存在を心から信じたくなるムードが広がるでしょう。人類愛を感じさせる出来事も起きるかもしれません。

1月13日〜1月19日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

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