グレングラント蒸留所について
スコットランドといえばスコッチウイスキー。その生産地は5つのエリアに大別される。
スペイサイドエリアの中でも高い評価を受けているのが1840年設立のグレングラントだ。華やかで比較的スムースな飲み口なので、アイラなどの薬っぽいイメージとは真逆。広く愛されるラインナップが揃っている。スペイサイドでは製造からボトリングまで全ての工程を行う唯一の蒸留所として、シングルモルト作りを探求し続けている。
![背が高く細長い、グレングラントの蒸留器。](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/f507cf7c2f09ce302bc42ec9469e5019.jpg)
スコッチウイスキーについておさらい
英国の法律では、スコッチウイスキーの熟成期間は最低3年、瓶詰めしたときのアルコール度数は40%(80プルーフ)以上と定めている。シングルモルトの原料は、水と大麦麦芽を主とし、グレーンなど他の種類の原酒や他の蒸留所の原酒とのブレンドは許されない。蒸留・熟成・ボトリングまでをスコットランド国内で行うことも条件だ。
![シングルモルトを語る、蒸留責任者デニスマルコム](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/f86a5db7b55b9cc6c8185bb9b2e33042.jpg)
グレングラント当代の蒸留責任者はデニス・マルコス。スコットランドでも最長の経歴を誇るディスティラーが日々熟成を見守っている。グレングラントの特徴は、モルトを乾燥させる工程で、ピートを使っていないこと。華やかな香りとスムースな飲み口の秘密はそこにある。そして、なんといっても細長い独自のフォームをしたポットスチルによる蒸留が味わいの決め手。ライトでありながらどこか複雑でデリケートなシングルモルトウイスキーを生み出すのだ。
![グレングラント アルボラリスのボトルとグラス](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/Glen-Grant-Arboralis-Pack-Shot.jpg)
グレングラント アルボラリスのこと
蒸留所設立180周年を迎え、新たにリリースされたのがグレングラント アルボラリスだ。ラテン語で「木漏れ日」を意味するだけあって、明るい黄金色をした華やかなボトルが印象的。シェリー樽とバーボン樽原酒のヴァッティングにより、甘くフルーティな特徴を余すところなく引き出し、フローラルでフルーティな香りを湛えている。グレングラントのシリーズの中ではモダン仕上がりになっていて、ハイボールで楽しみたい人やシングルモルト入門者にもピッタリの1本だ。
![グレングラント アルボラリス](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/1fa5e0a9b11536f71d18d1bc53e1306f.jpg)
他にも多くのラインナップを取り揃えている。
左からグレングラント アルボラリス¥2750、グレングラント10年 ¥4400、グレングラント12年 ¥6600、グレングラント15年 ¥11000、グレングラント18年 ¥22000
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