蟹座の羅針盤
飛び立つために上を向く
週の初め、月が蟹座にとって楽しみの部屋に在住し、新たな扉を開いていく高揚感に包まれます。未来への期待がふくらむと同時に、将来を示す部屋、魚座にいる水星(思考)に木星(幸運)が120度でつながる影響で、かつての信念を思い出すでしょう。
これまで少し後回しにしていた思いや、「本当はこうしたかった」という原点に、もう一度光が当たるタイミングです。そして、木星の逆行が終わりへ向かうことで、停滞感がなくなり、原点回帰から具体的行動のプランが広がっていきます。武者震いのときとも言えます。
いっぽう、週半ばに月が山羊座へ移動する頃には、社会的立場を意味する部屋である牡羊座にいる土星(課題)に対して金星(喜び)や海王星(夢)がハードな90度でつながります。これによって、周囲から厳しい指摘を受けるかもしれません。意欲が満ち溢れているところに、「それで正解か?」「まだ足りないのでは?」と水を差される感覚です。
けれど、今はまだ“制作途中”なのだと自らに言い聞かせましょう。未完成なのは当然。自己評価を下げる必要はありません。むしろ、「これから完成させていく楽しみがある」と受け止めて前へ進みましょう。自分が持つ無限の可能性を信じること。
飛び方をマスターしたと言い切れなくても、飛ぶ準備はできていて、追い風も吹いています。あとは、心が躍る方向に向かって一歩を踏み出すだけです。
全体の空模様
昨年の11月から続いていた木星の逆行がとうとう終了します。木星がいるのは、基盤を示す部屋である蟹座。逆行を終える直前に水星(思考)が木星(拡張)と120度でつながります。魚座に在住している水星逆行の影響も受け、ここで過去を振り返り、一気にセンチメンタルになる瞬間が訪れます。
昭和のカルチャーがトレンドになるなど、過去を肯定しながらドラマティックに回帰していく現象が起きそうです。けれど、この振り返りは、もうその地点には戻れないと再認識するためのステップでもあります。木星逆行終了が示唆するのは、本当に大切なものに気づき、それを抱いて成熟していくための「大人の階段」なのです。
新しい時代に向かうことは、戻れない過去を直視することと表裏一体。今週は、次のステージに何を持っていきたいか、選び取っていく週でもあります。昔からある慣習や制度の見直しも起こるでしょう。
それと同時に、「人と手を取り合う」という蟹座らしいムードが強まります。個人が思い思いに振る舞うよりもグループで活動する方が実り多い時期となるかもしれません。チームを作って進むことの良さが実感されるときとなります。

〈セイコー プロスペックス〉と俳優・上杉柊平が一人三役で描く、腕時計との向き合い方(後編)