蠍座の羅針盤
環境変化を試みる
今週は、自エリア(蠍座)での下弦の月から始まります。欠けていく月が示すのは、やり残したことや取りこぼしたものがないかの振り返り。「やり直したほうがいいのか」という迷いに心がかき乱されるかもしれませんが、金星(喜び)が蠍座から見て娯楽の部屋にあたる魚座に移動すると、一気に心が弾んできます。自分自身の考え方や感覚の変化をも、楽しめるようになるでしょう。
土星(責任)は、日々の生活を表す部屋、牡羊座に入ります。土星は現状を厳しく“査定”する存在なので、今の環境において改善すべき点が洗い出されそうです。満員電車に疲れているなら思い切ってオフピークの通勤のための早起きを決める、心身ともに健康に働き続けられるように業務量を調整する……そんなイメージが湧く週です。引っ越しを考え始める可能性もあるでしょう。
大事なのは、そうしたブラッシュアップをすべて楽しむこと。金星の力をしっかり受け止めて、自分が楽しめているかどうかをチェックしましょう。今週はまだアイデアを練る段階ですが、来週になれば、具体的な行動へと移していけるでしょう。
全体の空模様
今週をまず特徴付けるのは、9日に起こる蠍座での下弦の月。蠍座は没頭や偏愛を象徴するサイン(星座)で、下弦の月は「手放し」を意味するものです。これまで多くの人がとらわれていた固定観念が手放されるかもしれません。社会が持つ、「こうでないと嫌だ」という執着がなくなっていくときです。
今週の社会変化には、しがらみから解放されるという側面もありますが、それよりも、これまで通りではもう立ち行かないのだという実感が大きいかもしれません。
10日には金星(喜び)が魚座に移動。金星にとって魚座は、そこにいると高揚してくる場所。そのため、バレンタインにぴったりなロマンティックムードが漂ってきます。ただ、14日に土星(責任)が牡羊座に移動するため、世の中の構造自体を揺るがすような変動の予感もします。
感受性豊かでやさしい性質の魚座に金星がいる期間は、自己犠牲の精神が尊ばれます。けれど土星はそこに現実的な思考をつきつけてきます。誰かが無理をすればいいという考えは、たしかにシビアな現実に立ち向かうには不十分です。
自立とはまず何よりも自分を愛すること。自分軸で生きて初めて、他者をきちんと愛せるのです。金星魚座によって溢れる愛を、しっかりとした器で受け止める役割が土星牡羊座です。奉仕の精神だけでは、搾取されて終わってしまいます。自分の軸を強く持つ人が生き残る時代が始まろうとしています。

〈LE LABO〉の最新作「VIOLETTE 30」の香りをイラストレーター・三宅瑠人が描く