教えてくれた人:大森さわこ(映画評論家、ジャーナリスト)
おおもり・さわこ/近著『ミニシアター再訪(リヴィジテッド) 都市と映画の物語 1980-2023』で日本映画ペンクラブ賞功労賞を受賞。ほか、訳書も刊行。
冒険的な心意気が継がれるミニシアター
21世紀に入って、シネコンや配信の普及、コロナの受難もあり、閉館となった老舗ミニシアターもあったが、今も気を吐いている劇場はある。この3館は大企業が親会社ではなく、インディペンデントな経営で、自分たちのこだわりをストレートに打ち出し、意欲的な番組作りを見せている。
多くの観客に向けた内容ではなく、特定の映画好きに向けて、少し冒険的でも、独自の番組作りを目指す。それが本来のミニシアター・スピリットだとすると、そんな心意気を貫く姿勢が頼もしい。


