蟹座の羅針盤
自分の肩書を決め直す
週の初め、下弦の月は蟹座にとって娯楽の部屋、蠍座で起こります。ワクワクとした気持ちで1週間のスタートを切れるでしょう。ただ、下弦の月は、物事の裏面を示唆する存在。趣味も仕事も楽しいだけでは続けられないと、厳しい現実が見えてくるかもしれません。
しかし、これは好きなことを貫く覚悟を決めるきっかけにもなります。金星(喜び)が将来を意味する部屋、魚座に入っていくので、好きなことを未来につなげていく方法を前向きに考えられるはず。たとえば推し活や習い事を無理なく続けるため、仕事のタイムマネジメントを工夫できそうです。
そのいっぽう、14日には課題や責任を司る土星が社会的立場を表す部屋、牡羊座に移動します。そのため、自らが社会のなかで負うべき責任が問われていきます。厳しい評価に晒されながらも、自分の肩書を改めて決めていくとき。不安にならずに、理想の自分像を描いてみましょう。以前人から受けた辛辣な言葉を思い出し、落ち込みそうになっても、自分で人生を生きるためだと堂々と進みましょう。
全体の空模様
今週をまず特徴付けるのは、9日に起こる蠍座での下弦の月。蠍座は没頭や偏愛を象徴するサイン(星座)で、下弦の月は「手放し」を意味するものです。これまで多くの人がとらわれていた固定観念が手放されるかもしれません。社会が持つ、「こうでないと嫌だ」という執着がなくなっていくときです。
今週の社会変化には、しがらみから解放されるという側面もありますが、それよりも、これまで通りではもう立ち行かないのだという実感が大きいかもしれません。
10日には金星(喜び)が魚座に移動。金星にとって魚座は、そこにいると高揚してくる場所。そのため、バレンタインにぴったりなロマンティックムードが漂ってきます。ただ、14日に土星(責任)が牡羊座に移動するため、世の中の構造自体を揺るがすような変動の予感もします。
感受性豊かでやさしい性質の魚座に金星がいる期間は、自己犠牲の精神が尊ばれます。けれど土星はそこに現実的な思考をつきつけてきます。誰かが無理をすればいいという考えは、たしかにシビアな現実に立ち向かうには不十分です。
自立とはまず何よりも自分を愛すること。自分軸で生きて初めて、他者をきちんと愛せるのです。金星魚座によって溢れる愛を、しっかりとした器で受け止める役割が土星牡羊座です。奉仕の精神だけでは、搾取されて終わってしまいます。自分の軸を強く持つ人が生き残る時代が始まろうとしています。

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