清潔感の秘訣とは?上品な大人たちに聞いた必需品コスメ

端正で上品な大人たちは、どんなコスメを愛用しているのか?清潔感のある肌や髪は、日々のケアで出来上がる。そこに自分の好きな香りをプラスすれば、心も健康的でいられる。コスメ選びと嗜(たしな)み方を大人たちに学ぶ。

本記事は、BRUTUS「WELL-MADE 定番の一歩先行くマスターピース。」(2026年3月16日発売)から特別公開中。詳しくはこちら

photo: Kazufumi Shimoyashiki(KENSHIN、SUEHIRO), Hiromichi Uchida(ADAM、KAJINO) / text: Emi Fukusima(KENSHIN、SUEHIRO)

ツヤと香りを、さりげなくプラスする

清潔感の鍵を握るのは、ずばりツヤ。髪も肌も、加齢とともに乾燥してくるので、程よく油分を補ってくれるコスメ選びを大切にしています。〈ブロッシュ〉のポマードは頼りにしている一つ。ホールド力が抜群で、少量でもツヤとまとまりが出るんです。

また、侮れないのがブラッシング。梳(す)かしつけて頭皮を刺激すると、皮脂が行き渡り自然なツヤが生まれます。僕のブラシはイノシシ毛ですが、自分に合った硬さを選ぶのがポイントです。

加えて香りも肝心。あくまで自分の半径30cmくらいに漂うさりげないものがいいですね。お気に入りの香りは〈パフューマー H〉の《INK》。香水だけでなくソープバーも取り入れています。そして大事なのが、こうしたケアを習慣化すること。“清潔でありたい”と向き合う意志こそが、日々の所作に表れると思います。

KENSHIN’S MASTERPIECES

KENSHINの必需品コスメ
1 愛用する〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉のブラシとコームには、名前を刻印。2〈パフューマー H〉の代表作とされる香り《INK》のソープバー。「強すぎない香りなのにしっかり持続するところが気に入っています。石鹼だとよりさりげなく漂ってくれるのが心地よいです」。3 長く使い続けているという〈イソップ〉の《アンドラム アロマティック ハンドバーム》。4〈4711 ポーチュガル〉のスキンミルク。「のびが良いのでお風呂上がりに顔から体まで全身に使えるんです」。5〈ブロッシュ〉のポマードは2種類を使い分け。

相手のために、清潔な肌と優しい香りを

35歳を越えた頃からケアを意識するようになり、気づいたら夢中で、今が一番若いと思います(笑)。最近のお気に入りは、〈オサジ〉のスキンケアオイル。化粧水と乳液の間に塗るのですが、保湿効果が高く、優しい香りでリラックスもできる優れ物です。

それから頭皮用の化粧水も愛用しています。仕事柄、人の近くで手を動かすことが多いので、頭皮や体臭にはより一層気を使っていますね。香水はつけないのですが、代わりにアロマオイルを持ち歩いていて、特におすすめなのが〈ビィオセンシィエール〉のもの。場面に応じて2つの香りを使い分けています。

スキンケアって、自分のためじゃなく実は相手のためでもあると思うんです。清潔感のある肌や髪と、周りの人に落ち着きを与える香りを纏(まと)った大人でありたいですね。

SUEHIRO’S MASTERPIECES

末廣昂大の必需品コスメ
1 化粧水と乳液、そしてスキンオイルは〈オサジ〉のものを愛用。「たくさん試した結果、今はこれがベスト」2 意外と忘れがちな頭皮のケアも〈エステシモ〉の頭皮用化粧水で。「年を重ねることで出てきてしまう頭皮の臭いもしっかりと抑えたいなと」。3〈ビィオセンシィエール〉のアロマオイルは、リラックスしたい時には《clear》(左)、気合を入れる時には《vivid》(右)のように2つを使い分ける。4〈SKIN1004〉の日焼け止めは年中愛用。日焼け止め特有のベタつきがなく、使い慣れていない人にもおすすめだそう。

日々の乾燥対策と、気分で選ぶ新しい香り

僕の中で清潔感=保湿なので、乾燥対策という観点でコスメを選んでいます。洗顔後の基本は化粧水だけなのですが、ちょっと前に、ヘイリー・ビーバーが立ち上げた〈ロード〉の乳液に出会って、すごくいい感じ。女性に人気だけど、滑らかでベタつかないから男性にもおすすめです。

そして僕の30年来の相棒が、〈メンソレータム〉のリップ。肌身離さず持ち歩いていて、忘れた時もすぐに手に入るから重宝しています。リップ界の“GOD”です(笑)。

それから、最近数年ぶりに香水を使い始めたんです。メキシコの〈シヌウ〉というブランドのもので、気分が上がる香りと独特なボトルデザインに惹かれて。香りって、感情に直接作用するものだから意外と慎重になってしまうけど、その日の気分で変えるくらいラフに考えてもいいなって思い直しました。

ADAM’S MASTERPIECES

1 ヒゲ剃りは〈フィリップス〉を。「ヒゲが口に入ったら整える合図(笑)」2〈ロード〉の乳液はマイアミ出張時に購入。3&4 メキシコ発のフレグランスブランド〈シヌウ〉の香水。アガベやライムの華やかさをウッディなベースが整える《Aguamadera》(左)、ピンクペッパーやコーパルといったスパイシーな香りの中にバニラの甘さが漂う《Copāla》(右)。使い終えた容器はフラワーベースに。5 コウスケさんは小学生の頃から愛用。「いろいろ試したけど、ミント具合や潤い具合も完璧で〈メンソレータム〉に戻ってくるんです」。

極めて自然な自分でいるための名品

パリにいる時間が長かったからか、フランス人のようにナチュラルな自分でいることを自然と心がけていて、顔周りのコスメは何も使っていません。

その代わり、石鹸やハンドソープにはこだわっていて。もう25年くらいマルセイユのオリーブオイル石鹸を愛用しています。日本でも買えますが、現地のはもっとクラフト感があって見た目もかわいいので大量に買ってしまうんです。若い頃は髪までこれで洗ってました。

最近出会った〈ヒノック〉のハンドウォッシュも、ハンドソープ特有の香りがなくてお気に入り。基本的に自分から出る香りはゼロにして、そこに香水で香りをプラスするという流儀です。今は〈フエギア 1833〉の《Ceniza de Coca》を使っています。「香水をつけないのは裸で外出するのと同じ」というパリジャンのスタイルを参考に(笑)。

KAJINO’S MASTERPIECES

梶野彰一の必需品コスメ
1 25年以上愛用するマルセイユのオリーブオイル石鹼。ボディソープが苦手な梶野さんは、出張の際にもこの石鹼を持っていくほど。2 自宅のいろいろなところに置いている〈サンタ・マリア・ノヴェッラ〉のポプリ。「袋に入れて枕元にも。落ち着くんですよね」。3 ミラノで購入した〈フエギア 1833〉の香水。「少し燻(いぶ)されたようなウッディで癖のある香りがお気に入り」。4 済州(チェジュ)島産ヒノキを使用し、99.9%の抗菌効果がある〈ヒノック〉のハンドウォッシュ。人工香料不使用のため、ハンドソープ特有の強い香りはなくごく自然な香りが漂う。
No.1050「WELL-MADE 定番の一歩先行くマスターピース。」バナー縁アリ

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