エリア別に知っておきたい。通いたくなるタイ・バンコクのローカル食堂 〜トンブリー編〜

チャオプラヤー川西岸に位置し、かつてトンブリー王朝の首都だった歴史地区。運河が多く、今も昔ながらの木造家屋や市場が残る。ワット・アルンなど名所も多く、近年は大型ショッピングセンターなどの開発が進み、伝統と現代が共存するエリアとして注目される。

photo: Satomi Matsui / text & supervision: Chinami Hirahara / text: Yasue Chiba / coordination: Mai, Nudee, Way

ラーマ5世が愛した揚げ麺

Mee Krob Jeen Lee

バンコク〈ミー・クローブ・チーン・リー〉ミークローブ・チーン・リー・ラーマ

揚げた細米麺にエビなどの海鮮を加え、ナンプラー、砂糖、マナオ(タイライム)で甘酸っぱく仕上げた揚げ麺料理・ミークローブ・チーン・リー・ラーマ5(写真手前)200฿。1875年頃、ラーマ5世の治世中、運河沿いで販売していたこの料理を、偶然舟で通りかかった王が食して称賛したという逸話を持つ。汁ありタイプ(写真奥)200฿もお薦め。

カニの旨味染み込む絶品の春雨蒸し

Somsak Pu-Ob

バンコク〈ソムサック・プーオップ〉プーオップウンセン

1987年創業。カニと春雨の蒸し焼き・プーオップウンセン(写真、ノーマルサイズ)330฿が名物の人気食堂。タイ中部・サムットサコーンから直送されるマッドクラブ(ワタリガニ)を使用し花椒(ホアジャオ)の効いた特製タレとともに蒸し焼きにする。カニのエキスが染み込んだ春雨がとんでもなく旨い。ちなみに、カニ身を堪能するならオス、ねっとりした味噌を楽しむなら卵たっぷりのメスがお薦め。食べ比べてみて。

安くて旨い!イサーン料理屋台

Jum Lat Ya in Front of the Cooperative

バンコク〈チュム・ラートヤー・ナーサハーナコーン〉コームーヤーン

豚の喉肉をタレに漬け込んで焼き上げた料理・コームーヤーン(写真奥)60฿、青パパイヤのサラダ・ソムタムタイ(写真手前)40฿をはじめ、「安くて旨い!」と、人気のイサーン屋台。イサーン出身の夫婦が1981年に始め、今は2代目オーナーのポックさんが、味を引き継ぐ。「共同組合前のチムチュム店」の意の店名が表すように、イサーンの鍋料理・チムチュム170฿~もおいしい。

1日3時間のみ開く、幻のカモ料理食堂

Tow Phochana

バンコク〈トー・ポーチャナー〉ペットパロー

1969年創業のタイ中華食堂。前日絞めのカモを、五香粉、八角などの中華スパイスを入れて醤油ベースで甘辛く煮込んだカモ肉煮込み・ペットパロー(写真手前)140฿が看板。薄切りのカモ肉はとろけるような食感。ココナッツミルクなしですっきりクリアな味わいのトムヤムクンナムサイ(写真奥)130฿~も人気。営業は1日3時間のみ、かつ観光エリアからは遠いが、わざわざ行きたい名店。

エビ味噌たっぷり濃厚トムヤムの名食堂

Nai Mee's Kitchen

バンコク〈クルア・ナイ・ミー〉トムヤムヌアプラーガポン

エビ味噌をたっぷりと入れた濃厚なスタイルのトムヤムクンで人気を集める食堂がココ。たっぷり2人前はある一杯の丼に使うエビ味噌の量は、なんと10尾分以上!贅沢に溶け込んだエビ味噌が生み出す深いコクと味わいは、なんとも幸せな気分にさせる。タケノコのような食感のほんのり甘いココナッツの芽もいいアクセント。写真はスズキを入れたトムヤムヌアプラーガポン250฿。白飯ともよく合う。

まるでリゾットな濃厚土鍋カニがゆを味わう

TEE Restaurant

バンコク〈ティーポーチャナー・カオトム・ラートリー〉カオトム・プー・モーディン

名物は、熱々の土鍋で供される中国・潮州風カニ入り土鍋がゆ・カオトム・プー・モーディン(写真右、Sサイズ)500฿。ワタリガニの身と殻、豚のスペアリブから取った濃厚なだしに米を加え、土鍋で煮込む。かゆにはカニの旨味が染み込み、リゾットのような味わいと食感。さらにカニを味わい尽くすなら、まろやかなプーパッポンカリー(写真左)450฿~もお薦め。

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