教えてくれた人:沢村耕太(坂道マニア)
さわむら・こうた/東京、大阪、長崎など津々浦々の坂を、傾斜、長さ、由緒、美観の4つの視点からミシュラン方式で評価したサイトを運営。
坂は時空を超えた旅路である
坂のイメージは?と聞くとたいていの人は「しんどい」と答える。かくいう私もそうだった。高校時代、通学で上り下りした坂は苦行そのものであった。しかしある時、東京の地形図を見て考えが一変した。
アスファルトで表面を固めてはいるが、都会で暮らす我々の足元にはフィヨルドのような地形が広がり、山手線圏内でも西から東へ40m近い高低差がある。坂は上下を移動する手段にすぎないが、地形の成り立ちやそこに暮らす人々の知恵に思いを馳せると、時空を超えた旅路となるのだ。


