〈Curriculum〉に初めて来たのは、オープンしたばかりの頃です。オーナーのオ・スンヒさんはもともと雑誌の編集をしていた方なのですが、私が俳優として駆け出しの頃に撮影でご一緒して。彼女が独立して本を出版したり、アパレルを手がけたりしているのをずっと追いかけていたので、ここができた時もすぐに来ようと思いました。
私はもともと本を読んだり映画を観たり、音楽を聴いたりするのが好きなのですが、ここに置いてあるものはすごく趣味に合っています。例えばジェーン・バーキンや、ヴァージニア・ウルフはフェイバリットなアーティスト。ここでは彼女たちの本もあるし、ほかにも好きなものが揃っています。自分が持っている本でもここで見ると新鮮で、また読んでみようと思える、そんな空間の魅力があります。
商品やコンセプトを押しつけられるようなお店もあると思うのですが、ここはオーナーのアトリエを覗いているような、自由でリラックスした雰囲気が漂っています。お店がある三清洞も、ソウルの中では人も少なく、古くからの建物も残っている閑静な場所。ソウルはとてもスピードが速くて活力を与えてくれる街。その中で、自分のそばに時間をとどめておきたい、そんな私にとって大切な場所でもあります。
