〈JINS〉初のグローバル旗艦店「JINS銀座店」が誕生。藤本壮介の建築と名和晃平の作品が共鳴する空間へ
2026年3月28日、〈JINS〉初となるグローバル旗艦店「JINS銀座店」が東京・銀座にオープンした。
日本発のアイウエアブランドとして成長を続けてきた〈JINS〉。25周年を目前に誕生した「JINS銀座店」は、そのクリエイティビティと革新を“世界へ発信”する新たな拠点となる。コンセプトに掲げるのは、一期一会を大切にする日本的な思想である「縁(えにし)」。訪れるたびに新たな発見と出会いが生まれる場を目指すという。
本店舗の設計を手掛けたのは、建築家・藤本壮介。和菓子から着想を得たという白の外壁は、官材にミラーの破材を混ぜて磨き上げるという、緻密な手仕事が宿る仕上げが特長だ。
また地上1階から地下1階へと続く吹き抜けには、彫刻家・名和晃平による高さ5メートルの《 Snow - Deer 》を常設展示。大阪・関西万博でも注目を集めた作品を、本店では上から下から、360度にわたって鑑賞することができる。

空間設計を手がけたのは、建築家・藤本壮介。1933年竣工の教文館ビルの歴史を継承しながら、和菓子や和紙のようなやわらかさを感じさせる白の外装で建物を包み込み、新たな“和”の表現を試みた。photo: Satoshi Nagare 
吹き抜け空間には、彫刻家・名和晃平による高さ5メートルの《Snow-Deer》を常設展示。上下階をつなぐ構造によって、作品を360度から体験できる。《Snow-Deer》2025 5000×2718×1210 mm paint on aluminum photo: Satoshi Nagare
店内では、鯖江の職人によるハイエンドな銀座店限定アイウエアが並ぶほか、対話型AI「JINS AI」による商品提案やレンズ診断など、テクノロジーを活用した新たな購買体験も展開。感性と機能の両面から、これまでのアイウエア選びを更新する試みがなされている。
店舗スタッフのユニフォームは、ニットウエアブランド〈CFCL〉が制作。本店舗限定で着用される一着は、日本製でトレーサビリティが確保され、機能性と品格を両立。細部にまでこだわりが詰め込まれた。

さらに地下1階には、〈JINS〉初となるギャラリースペースを併設。第一弾として、華道家元池坊によるインスタレーション「立花」を4月24日(金)まで開催中。建築、アート、テクノロジーが交差するこの場所から、“日本発のアイウエアブランド”の姿を世界に向けて発信をしていく。