作詞家が嫉妬したあのフレーズ。荒谷翔大が語る

令和のアイドルソングの歌詞は、作詞家たちの切磋琢磨を経て自由度を増し、さまざまな感情や情景を歌えるようになった。では作詞家たちはどんな歌詞に嫉妬を覚えるのだろうか。荒谷翔大さんに自作の推しフレーズとともに聞いた。

text: Kazuaki Asato

荒谷翔大が選ぶあのフレーズ

嫉妬したフレーズ

争って傷つけあったり 人は弱いものね
だけど愛する力も きっとあるはず

「瑠璃色の地球」/松田聖子 作詞・松本 隆

アイドルの常識を覆したスケールの大きな歌詞

松本隆さんが書く歌詞が好きで、松田聖子さんの楽曲もよく聴いています。アイドルソングは恋愛物語や青春を歌うもの、というイメージが強かったんですが、この曲は壮大なスケールで愛を描いていて、初めて聴いたときは衝撃を受けました。生きることを優しく肯定していて希望を感じるこのフレーズが特に好き。アイドルは大きな希望や期待、理想に照らし出された影みたいな存在なのだと思います。

自分が作詞した推しフレーズ

いま ここでキスして
あとちょっとだけ愛して
寄り添い踊って
ひとりぼっちで構わず遊んでおくれ
四の五の言うなよ キスで殺して

「Kiss & Kill」/King & Prince

愛への渇望や苦悩を、アイドルが等身大の言葉で歌えたら、と作詞しました。投げやりだけどすがるような、掴(つか)みどころのない心情が描けたフレーズです。

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