服に刻まれる、自分だけの履歴。〈Swimsuit Department〉代表・郷古隆洋

服や小物にできた穴や傷を、直すか直さないか。どちらを選ぶかでモノの表情は変わる。自分らしくリペアして楽しむ道もあれば、あえて手を加えずに愛着を残す方法もまた然り。その選択に、〈Swimsuit Department〉代表・郷古隆洋さんの美意識や価値観が浮かび上がる。

photo: Yoshio Kato / text: Minori Okajima

修理の跡が示してくれる自分だけのキャラクター性

郷古隆洋さんが語るリペア観は“直すか直さないか”ではなく“かっこよくなるかどうか”が基準だという。

「手を加えて自分だけのもの、キャラになるかということを見極めます。この腕時計は時計とナヴァホのストーンパーツ、エキスパンダーバンドの3つを別々で買い揃えて組みました。職業柄、時計をぶつけてしまうことが多く、ターコイズが外れた際には、ワックスで埋めて補修しています。

オリジナルに戻すリペアか、自分の世界観を出すリペアか、ものによって判断するのも楽しいですね。少しずつ自分の色が出ていくリペアという行為は、僕の中ではコラージュに近い感覚なんです」

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